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色彩学園  作者: 安どぉなつ。
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生徒会長として

生徒会長になったリーブは、悩みごとや愚痴を聞くのを投書する箱を作った。

作った箱は下駄箱がある場所へ置いてきた。

果たして最初の投書は来るのだろうか。

「…」

箱を眺めると空っぽだった。

やはり一年で生徒会長にはムリがあるのだろう。

「うーん…どうしよう…」

投書が無いことに少し落ち込むリーブ。

とりあえず学園中をまわってみる事にした。

どのクラスも楽しそうだ。

誰かの幸せの為に生徒会長になったリーブ。

「とりあえず投書が来るまで待つかぁ…」

そう呟くと人影が。

「どうかしましたか?」

リーブがそう声をかける。

「あっ、生徒会長…!あの、私、(あけぼの)薫と申します。その…書記になりたいなって…!」

「本当ですか!?是非お願いします!はいコレ、書記のバッジです」

そう言ってリーブは書記と書かれたバッジを薫に渡す。

「ありがとうございます!精一杯頑張ります!」

「あとは副会長と会計と庶務ですね。」

とりあえず書記の確保は出来た。

残るは3つ。

果たしてリーブに見つけられるのだろうか。


薫とリーブは生徒会室で仕事をしていた。

リーブは書類仕事に薫はリーブの仕事っぷりを目もする。

静かな時間が訪れる。

「邪魔するで〜」

「あっ、(びょう)先輩!」

「忙しそうやなぁ。うちに手伝えることある?」

「そうですね…文化祭のポスター貼りをお願い出来ますか?」

「任せとき!」

そう言うとポスターをもって生徒会室を後にする猫。

「もう文化祭の季節ですか」

「はい。今から楽しみです!」

嬉しそうに笑う薫。

嗚呼、生徒会長やってて良かった…と心底思うリーブなのであった。


しばらくすると猫が戻ってきた。

「ポスター貼ってきたで〜」

「ありがとうございます…!」

「お礼なんて別にええのに」

クスクスと笑う猫。

こんなほのぼのとした時間が続けばいいのに。

そう思うリーブなのであった。

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