炎
餡子の襲撃から数日後、リーブは菜花の紹介で「灰原 烈火」という少女を生徒会副会長に指名した。
無言であまり話さず、クールな印象の少女だ。
美しい銀髪が目を引くだろう。
能力は青白い炎を放つ能力だ。
「灰原さん、よろしくお願いしますね」
「……ん、こちらこそよろしく」
握手を交わす2人。
「副会長としての主な仕事は会長……私の補佐です。書類仕事が多いので少し大変ですが頑張っていきましょう!」
「えぇ」
こくり、と頷く烈火。
これで生徒会全職が出揃った。
会長としてはまだまだなリーブだが、彼女なら問題ないだろう。
「やっほー、リーブちゃん。」
「あっ、菜花さん。こんにちは」
「調子はどうだい?」
「うん、大丈夫。」
「そうかい、なら良かったよ。僕はこれから学園長と話に行ってくるよ。文化財の真っ最中って事をわすれるなよ?」
そう言うと菜花は、姿を消した。
相変わらずミステリアスな生徒である。
その時、校舎の方から爆発音が聞こえてきた。
何事かと思い校舎を駆けるリーブ。
そこには炎が上がっており、よく見るとリーブのクラスだった。
「怪我人はいないんやな?ならよし!」
「猫先輩!」
「おお、リーブちゃん!ちょうどええ、消防車に連絡を!」
「は、はい!」
急いで消防車を呼ぶリーブ。
先生達にも協力を頼み、これ以上被害が出ないようになった。
果たしてこの先どうなるのだろうか___