戦車歴史感
Mark.1戦車。イギリスが開発した世界初の戦車。歩兵援護能力とその踏破性によって活躍した。
ルノーFT-17。砲塔と車体にわけられ、近代戦車の基本形を整えたもの。
インディペンデント重戦車。多砲塔戦車の歴史を築いた。
T-34。傾斜装甲を積極的に採用し、ドイツにT-34ショックを与えた。
6号戦車。かつて世界最強と呼ばれた、所謂ティーガー1である。重戦車らしい巨大で分厚い装甲は、傾斜装甲を採用していないにもかかわらずソ連のたまを弾き返した。ソ連にティーガーショックを与えた。
M4。量産性、汎用性能が優れ、所謂"数の暴力"でドイツを苦しめた。
センチュリオン。イギリスの重巡航戦車で、17ポンド砲を搭載し装甲もある程度もつ中戦車的運用ができる巡航戦車を目指して作られたもの。現代戦車の礎を築いた。
これらの戦車は現代に至るまでの戦車の一部に過ぎない。しかし、いずれも各国が考え抜いた最強の形であることに違いはない。
誰かが言った。
ーーーゲームとはいえ、雑魚だよな、虎。
誰かが言った。
ーーーセンチュリオンって見た目だけだよね
誰かが言った。
ーーーパンジャンドラムって可愛いよね
誰かが言った。
ーーーM4って工業製品であって兵器って感じじゃないよね
そんな人達に、作者は言いたい。
お前ら現実を見ろと。
ティーガーがいなければ、ドイツがソ連に対して巻き返せなかったであろう。あそこまで戦争を耐え抜くことが出来なかったであろう。
センチュリオンがいなければ、10式戦車やM1エイブラムスなどの現代戦車が生み出されることは無かったであろう。
パンジャンドラムは英国面だ。彼がいなければ英国面という言葉は生まれ・・・生まれ・・・てたかもしれん。
M4がいなければ、イギリスとフランスは地図から消え去り、イスラエルが戦うことはなかったかもしれない。
確かに欠点もあろう。傾斜装甲じゃないであるとか、そもそもの装甲厚足りないであるとか、中戦車にしてはでかすぎであるとか、目立った性能がないであるなど、ゲームでは弱いかもしれない。史実でもあまり活躍しなかった戦車もいるかもしれない。
しかし、すべての戦車は当時の情勢であったり政治であったりを考えて、最大限に作った戦車なのだ。各国の象徴なのだ。軽々しくバカにするものではない。
少なくとも、君たち、私たちがバカにしていいものではない。
P.S.Archerなど実際に活躍した戦車もいるだろう。イギリスの兵器は変態が褒め言葉だ。存分に言いなさい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ここに書いたのはすべて作者の考えであって、強制するわけでも評価を求めるわけでもありません。
ただ、戦車を嘲笑う人に言いたかったのです。バカにするな、と。
以上です。読了ありがとうございました。