2話 イケメンの一言
「...なんで俺最後なの?」
俺が起きた頃にはクラス全員がもう起きていた。
誰か起こしてくれよ!!
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みんなが起きて数分くらいたっただろうか、いきなりドアがガチャりと開いて入ってきたのは、ティアラを頭に乗せ、綺麗なドレスを着た端正な容姿を持つ少女と護衛だった。
「ドライン王国へようこそいらっしゃいました!勇者様方!私はドライン王国第一王女ミレイユ・トゥ・ドラインです!ミレイユとお呼びください!」
「始めまして!一条光輝と申します。一つ質問いいですか?」
あ、一条が声掛けに行った!てかコミュ力高くね?
「は、はい!だ、大丈夫ですよ光輝様!」
あ、お姫様顔赤くなってるし。もしかして一条に惚れたか。...イケメン爆ぜろ
「これって勇者召喚でいいんですよね?」
「はい!光輝様の言う通りです!」
「なぁ!俺らは家に帰れんのかよ!」
...バレー部のエース田口英介か。
こいつは身長がものすごくでかい。
「申し訳ございません...勇者様方は元の世界に帰ることは出来ません」
...やっぱり戻れないか。
「はぁ?まじでぶけんな」
今度は帰宅部の坂本千恵美か、通称ケバ子ちゃんだ。いつも化粧が濃い事からこのあだ名が(俺の中だけで)ついた。今日も濃い。
「本当に申し訳ございません...」
「まぁまぁ千恵美ちゃんちょっと落ち着こうよ!ミレイユさんも悪気があって召喚した訳じゃ無さそうだし!ね?」
やっぱ天使だなさつき様
「は、はい!ではお話させていただきます!」
...やっとか
「実はこの国は今魔王からの侵略を受けているのです...」
...話が長がったので要約すると...魔王が攻めてきた→私たちの力じゃ倒せないです。→じゃあ異世界から勇者呼ぼう→今ココ...らしい
「ですから...どうか、どうかこの国を勇者様の手で救っていただけませんか?」
「もちろんです!安心して下さいミレイユさん!僕たち勇者がこの国を救って見せます!みんなもそれでいいよな?」
...面倒臭いな
「ああ!しょうがねぇやってやろうじゃねぇか!」
「そうね!よく考えたら楽そうじゃん!」
「うん!みんなでこの世界を救おうよ!ね?」
あ、天使の一言でどうするか悩んでた男子全員が落ちた。
「「「うおぉぉぉー!!やるぞぉぉぉー」」」
はぁー、まじで面倒臭い...
「それじゃあ!救ってくださるのですね!」
「はい!僕たちがこの国を救います!」
ありがとうございました!
全然進まない泣
主人公そろそろ話させないと...
あと先生出さないと