スキル
(なんだこれ?ステータスと書いてることが少し違う。ユニークスキルは鑑定板には表示されないのか?ていうかこんなことが起こるということはここは本当に異世界ということか・・・それにしても俺はよくこんなに冷静でいられる)
「それでは確認しますので鑑定板を渡してください」
(集めるのか。巻き込まれた者・・・これは俺が学校に来るのが遅れていたから・・・だろうな。しかしこの勇者の敵っていう称号はまずいな。多分あいつらに復讐しようと考えていたからついたんだろうけど説明すればわかってくれるだろうか・・・)
そんなことを考えていると兵士がこっちに来て鑑定板を持っていこうとする。
「あ、あのぉ~・・・!?」
(やばい・・・俺、誰かと喋るの9ヶ月ぶりだった・・・な、なんていえばいいんだ?」
9ヶ月ぶりに人と喋ろうとしていることを思い出してなんていえばいいのか迷っていると。
「・・・!?アリナ様!」
(え?あっ!)
迷っている間に兵士は賢人の手から鑑定板を取り上げていた。そしてアリナが走ってくる。そして鑑定板を見ると。
「・・・!?こ、これは!すみませんアキト様少し私についてきてもらえますか?」
「は、はい」
(嫌な予感がする・・・これはあれか?殺されるやつか?)
廊下に出るとこちらに振り向いて
「すいません・・・睡魔」
そういうと賢人にすさまじい程の眠気が襲い、賢人はそこに倒れてしまった。
「うっ・・・な、なにが・・・!?」
賢人が目を覚ますとそこは森の中だった。どこまでも続いていそうな森で木がものすごく高くまで育っていて若干暗い。
(今度はなんだ?さっきまで部屋にいてアリナとかいうやつに連れていかれて・・・追い出されたのか?でもこんなところまで?何で殺されなかったんだ?・・・いろいろ疑問は残るがとりあえずどこか人のいるところに行かないといけないな)
そして森の出口を探して歩きだした賢人だったがステータスのことを思い出してステータスと念じてみる。
ステータス
浅倉 賢人
種族:人族
体力:48/48
魔力:24/24
筋力:67
敏捷性:29
スキル
なし
ユニークスキル
崩壊因子 入手可能スキル増加
魂力吸収率増加 解析
称号
異世界人 巻き込まれし者 勇者の敵
概念を操りし者
この崩壊因子ってなんだ?と疑問に思うと
崩壊因子
半径100m以内の指定した生命、物質、概念を一定時間、崩壊させる。一定時間たつと崩壊したものは元に戻る。概念を崩壊させる場合、世界の理に対する影響が大きい程、必要魔力が増加する。また、指定した生命や物質の量が多い程、使用魔力は増加する。
(え!?なんだ今の!)
解析
鑑定の上位版。指定した生命体のステータスをすべて表示する。スキルの効果や世界の理なども表示できる。このスキルは解析以外のユニークスキルを持つ者だけが所持している。
(なるほど鑑定板にすべて乗っていなかったのはそういうことか。スキルの効果や世界の理なども表示できるのはいいな。とりあえずわからないことを解析さんに聞くか)
入手可能スキル増加
本来、スキルは才能がないと入手できないがこのスキル使用している間に見たり受けたりしたスキルはイメージすると入手できる。ただしユニークスキルを手に入れるには何度か瀕死にまで追い込まれるくらい受けなければ入手できない。
魂力吸収率増加
基本的には生命体を殺した際、殺した生命体が持っていた最大体力と魔力総量は0.1割りしか入手できないがこのスキルを発動している間は入手できる最大体力と魔力総量は2割になる。
(すさまじいスキルだな・・・それにしても魂力?ってなんだ?)
魂力
生命体が死ぬときに発生するエネルギー。生命体が生まれるときにその器になるもの。
(よくわからないがふつうに魂と考えていいか。しかし、この崩壊因子というスキルはチートだな概念を崩壊させるってすごすぎだろ)
そんな感じで敵とかが襲ってきたときの対処とかスキルの使い方を考えながら歩いた。
(さすがに疲れたな2時間ぐらい歩いたが一向に森を出れる気がしないな・・・ちょっとのどが渇いてきたしまずいな。そういえば俺のかばんはどうなったんだ?召喚されたときに手に持っていなかったということは元の世界にあるということか?)
そんなことを考えていると森の奥から
ドゴォォォン!
と爆発するよう音が聞こえてきた。
(!?な、なんだ!)
地面が揺れたのでこけそうになるが耐えて音がしたほうに走っていく。
1分ほど走ったところには鎧を着て剣を持った男の焦げた死体が7体ほど転がっていた。その奥には倒れた馬車がありよく見るともう少し奥に行ったところにローブを着て手に杖のようなものを持った人の形をした緑色の何かがいた。さらに茶髪のロングで同じ年ぐらいと女の子のが手を引っ張られていた。
(なんかやばそうだけど俺のスキルの使い勝手を調べるいい機会だし助けてやるか!)
2日に1話は頑張りたいと思います。




