第一話
初めて小説を書いてみました。いろいろと変な文章があると思いますが、よろしくお願いします。
「コラッ!!今日行けば明日から夏休みなんだからしっかりしなさい。」
俺の母親が怒鳴る。
「ハイハイ。行ってきま〜す。」俺は軽く流しつつも焦って自転車をとばす。
そうして今日もまた俺の一日が始まった。
ガラガラ〜
「今日も遅かったな。」
少し笑いながら俺の親友の金田宏昭は言った。
紹介が遅れたが、俺の名前は井出裕章だ。私立星海学園の高等部で、どこにでもいそうな普通の高校一年だ。また偶然にも漢字は違うが同じ名前の金田宏昭は中等部からの親友で、いつも一緒に行動してる。でもコイツはイケメンだから結構モテてるけど。
「ああ、いつものことだろ。」
テンション低めに俺は言う。
「テンション低いのもいつも通りだな。相変わらず変わってるよな。井出はさ。」
「そうか?普通だろ。」
そして俺が話題を変えようとすると………
「オイ。終業式始まるからさっさと体育館に集合だ。」
「「は〜〜〜〜い」」
そして俺らは終業式を終え、すぐにみんな帰り始めた。
もちろん俺も荷物をまとめる。
「オ〜イ。金田。帰ろ………」
俺が言い終わる前に教室の扉が開いた。
「井出先輩ですよね。」
「??」
そこには俺の名前を知っている女子と、その子のことを見たこともない俺がいた。
金田が小声で言う
「誰?この子?」
「知らん。」
そして俺は目の前の少女に言う。
「誰?アンタ?」
俺は結構人見知りが激しいので、初めて話す人にはかなり冷たい態度をとる。別に自分ではそんなつもりないんだが…………。ただ、自分を弁護しとくと、俺は慣れた人とはよく話すのだ。だから友達の間ではよく笑いなどをとっている。
俺の冷たい態度に少女はちょっとうつむいてしまった。
クラスの女子が
「ヒド〜イ」などと言っているが、ウチのクラスの女子はほとんどがブサイクなので、俺は全く気にしない。
「…………。」
そうは言っても対応に困っていると、急に少女が笑って顔を上げた。