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鬱々とした朝に

作者: 澳 加純 

しいなここみさま主催「梅雨のじめじめ企画」参加作品です。

必須ワードは「雨」「陰」「憂鬱」「キノコ」で!


現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。

感じたままを詠んでみました。


お気楽に味わってみてください。


最近鬱々としていまして。

そんな気持ちを整理してみようかと。


200文字以上の規制があるので、詩と短歌で構成してあります。





降り出した雨は 世界を灰色に閉じ込めて


暗い時間の底は 空気も重く動く気配もなし


そんな牢獄に 心が縛られた


封じ込められた迷路には光が届かず


目と耳ふさぐ雨の音と


抜け出すカギを探している





暗鬱は時間の底を彷徨って

  扉開く鍵 探しただよう


土曜の雨 世界はグレイに染められて

  時が経つのもめんどくさい


さあ一歩 踏み出さねばと思えども

  気持ちと身体 応答がなく


鬱々たる空の重さに 光明は

  はるか遠くにあるものと知る


西の空 わずかに光が差しだして

  雨の終わりを 告げようとせん


雨やめど わが心晴れず 悲しいかな

  孤独なキノコは 森で腐る


やりたいこと、やらなきゃいけないことがあるのは頭ではわかっているのですが、気持ちと身体が付いてこない日々。

なにも目に止まらない、言葉も浮かんでこないので、いっそ筆を折ってしまおうか。詠み専に専念してしまおうかとも考えつつ。

吐き出したなら、少しは気も晴れるかな――と虫の良いこと。


焦りと、

ため息だけが溜まるばかりで。



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― 新着の感想 ―
読ませていただきました。 たまになんの為に書いているんだろうと思うことあります。 自分の為になんだけど、こんなに時間を割いて、疲れているのに、報われないのにパソコンに向かってパチパチやっていると思わ…
もう何もかもがしんどいし、めんどい。 年を重ねると、孤独と義務の落とし穴にまっさか様に落ちて行く時があります。若い時のボッチと、大人になってからのボッチは色形が違うように思えます。 まっすぐ立つのが…
わぁ! 私がいる! 部屋の片づけするのもめんどくさい(๑•̀ㅂ•́)و✧←ちょっと違う そんな時に私は個人自主企画を開催して、自分のケツをひっぱたいております(๑•̀ㅂ•́)و✧
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