戦場のセクステッド
ーー結合魔法を獲得しました
重複じゃなくて結合?
つまり、あのじいさんのやっていたものとは全く違う魔法なのか?
今は戦争中。考えに耽っている時間は無い。
使いながら慣れるしか無い。
「氷塊+氷塊!!」
あの老人がやっていた魔法だと、ちょっと大きい氷塊ができるだろう。しかし、できた魔法は全くの別物だった。
『大氷山!!!』
プライアのてから出た光は上空に集まり、直径5mくらいの
巨大な氷塊になった。
その大きな氷塊は岩の巨像を押し潰し地を揺らした。
「は、はは.......」
っとそうだ。レックスのところに行かないと。
金の巨像は炎を纏っている。あの人だけだと戦うのは大変だろう。
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「ッー!!」
ちっ。切っても切っても鎧が硬すぎて致命傷にならん。
それに対して向こうはかすっただけで大火傷ときたもんだ。あの炎。普通の炎じゃねぇな。熱量がおかしい。
『グォオオォォォォォォ!!!』
金の巨像が大きく振りかぶり剣を振り下ろす。
それをレックスは、真正面から受け止めて見せた。
「舐めてんじゃねぇぞ鉄クズやろうがっ!!」
レックスは剣をうまく滑らせ隙を作ると、
そのまま巨像の顔面に力いっぱい剣を叩き込んだ。
「うむ、1:1.......」
剣自体のダメージは微々たるものだが、彼のスキルにより
兜は弾け飛んだ。1:1に近ければ近いほど、その威力は増大する。今の攻撃はほぼ理想に近いものだった。
『ゴゴゴゴ.......』
兜が弾け飛び、デュラハンのような見た目になっているのにもかかわらず、強い殺気は増していくばかりである。
「まだなんかあんのかい.......」
纏っていた黄金のような橙色の炎は深い紅のような色になり、鎧のフォルムもより禍々しいく、エッジの鋭い形へと変わっていく。壊したはずの兜は重々しいものになっていた
「闇の螺旋」
金の巨像.......だった物の前に魔法陣が浮き上がり、
闇色のビームが飛び出した。
「んなろぉ!!!」
レックスは剣と持ち前の体幹で避けきり、
他のAランク達も、各々の方法でそれを無効化した。
しかし、
BランクやCランク達はそのビームに身体を貫かれ、
絶叫に包まれる。
その瞬間、優勢だった戦場は一転して地獄とかした。
「こんなタイミングで『真化』か..?この野郎」
今の。なんだ?黒魔法か?ここまで冒険者やってきてあんな魔法は見たことねぇ。今ので何人死んだ。何人が動けなくなった!?
Sランクとは、様々な修羅場を乗り越えて来た猛者たちである。しかし、そんな彼でも数秒のうちに200人前後が殺されるのは初めてなようで、パニックに陥りそうになるのはしょうがないと言える。
その敵に1番接近しているのはレックス本人だと言うのに。
『ガァァァァァ!!!!』
「ぐはっっっ!!」
元金の巨像の腕が命中し、レックスは後方にぶっ飛ばされてしまった。金の巨像がレックスの方をに顔?を向けると
黒い魔法陣が浮き上がり…
発動することは無かった。
巨像の身体は氷でびっしりとおおわれていた.......




