表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒトリムシ  作者: おかずシステム
46/73

救世主

カコーン。狭い浴槽に2人も入ると余計に狭く感じられる。裸の付き合いがしたいそうだ。

湯気がもくもくと浴槽内に広がりやっと目と鼻の先にいる和美ちゃんの影が分かるくらいだった。

足と足が絡み合う。すべすべの足が僕に密着した。この湯気が無くなったら、

ずいぶんとエロチックな体形になっていることが、まるわかりになってしまうだろう。

余計にお風呂が熱くなった気がした。

「ねぇ。麻耶ちゃん」

「ん?どうしたの?狭いから僕が先にお風呂から出ようか?」

「ううん。まだここにいてちょうだい。私が聞きたかったのは、それじゃないの」

「何が聞きたいの?」

「なんでこんなところに来たのかなって、ちょっと思ったの」

「どうしてだろう。僕にもわかんない。ただ、色んな所に移り住んできたから、

もう新しいところには慣れてるんだ」


「私にも、慣れてくれた?」

「もちろん!」

「よかった。私を守ってくれるのはもう麻耶ちゃんだけだもの」

その言葉には引っかかりがあった。

「あれ?お父さん、お母さんは?」

「私に対しての反応がどんどん変わっている気がするの。何とも言えない、でも何かが変わってるわ」

「もう、私には両親も頼れなくなってきたのよ。だから、麻耶ちゃんだけ」

「麻耶ちゃん、あなたは私の救世主、メシアだわ」

和美ちゃんがどんな表情をしたのかは分からない。

ただ、思っていた以上に事態は深刻になっているのかもしれない。

のぼせた頭でそんな思いを募らせていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
面白かったなーと思ったら、よろしければブックマークをお願いします。
作者が大変喜びます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ