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ヒトリムシ  作者: おかずシステム
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初めての友達

「では、自己紹介をしてもらいます。宮部麻耶さん、よろしく」


先生が僕に目配せをする。



「はい。ぼ、僕は宮部麻耶です。よろしく」


「いや、それだけじゃなくて、趣味とかないかな」


「趣味はラジオを聴くことと、ビデオゲームです」


「そうなんだ、よろしくねー」


うまく掘り下げられなかったのか、先生はそういって切り上げてしまった。



「では先生として最初にこの学校について説明しましょう」


「この学校は廃藩置県後の初代村長、榎本源三郎によって年に建立されました」


「しかし、1970年台の昭和の大合併によってこの村も現在の川本町に吸収され、


川本小学校・中学校の分校として役割を変え、新しく始動してきました。


ちなみに、黒板の上にかけられている『自由闊達』という設立以来からの校訓は今日の年余り、


一度も変わったことはありません。


建学の精神は体制が変わったあとも、きちんと受け継いでいるのです」



はたを見ると先生の話を聞いていない少年たちが紙を丸めて投げ合う姿が見て取れる。


自由闊達な学校というのはわかった気がする。


真面目な人とふざけた人の二極化が激しい。それでもなぜかみんな、調和している。


それはこの地区の子どもたち、学校以上の関係があるからだろうか。


僕もその仲間入りとなるわけで・・・、実に楽しみだ。


以前の学校は環境が環境だけにとても自由闊達とは言えなかった。


今まで体験したことのない雰囲気を体験できるかもしれない。



「席は森さんの隣ね」


「はい」


「ようこそ!」


にっこり笑って迎え入れる森さん。


そういえば、森さんも私服だ。


みんな私服だし、これは一体どうなっているんだろうか。


「森さん、制服は?」


「えへへ、ちょっと制服を洗濯しててね。


明日からはきちんと着てくるから!」


「なるほど」


「あと、和美ちゃんでいいよ!」

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