強制戦闘イベント(1-2)
スマホが文鎮化しました(泣)
なのでPSVitaで執筆してます。
(とにかく、能力の対象を限定するために、少し移動しないと!)
少女を巻き込んでしまう、と思った優真は、右に駆けた。馬車(遠くからは箱のように見えていた)を迂回するように移動し、少女と優真の間に盗賊が来るように移動した。そして優真は、宣言した。
「た、多分これで、俺の勝ちだ」
…………少し、震えながら。
「なめんじゃ、ねぇ!」
盗賊が持っていた剣を抜き放ち、優真に振るう。
(あ、いちおうゲーム展開したけど、これで死ぬとかないよね?)
その答えは、剣が、なにもない空間で止まったように進まなくなったことが示していた。
「ちっ、なにしやがった」
「スキルを使っただけさ」
これで確証を得た優真は、笑顔で告げた。
「君たちを死へ誘う、デスゲームへと招待するための…………ね」
盗賊には、優真が何を言っているのかさっぱりだった。
「聖剣の洗礼を受けるといい」
そういうと、盗賊たちと優真の前に、ドラム式洗濯機のようなものが現れた。
優真は、「ma○ma○M○LK」を展開し、その中のモード「○ャレンジトラック」を利用した。チャ○ンジトラックでは、PERFECT以外をとるとLIFEが1減少する。そしてLIFEがゼロになると、強制終了される。
だが、エクスペンドでLIFEが現実になった今、LIFEがゼロになるということは、人生の強制終了が発生する。そして、優真が設定した初期LIFEは100。優真は、この条件であれば、クリアすることが可能なくらいの能力は持っていた。といっても、上から2番目の難易度でなのだが。
だが、その難易度を、始めて見る盗賊がしっかりとできるわけがない。難易度については、優真によって下げることができないようにされていた。そういうモードで起動しただけではあるが。
つまりこの地点で、盗賊の死は確定したと言って問題ない。
「俺の安全のために死んでくれ」
カッカッカッという音が鳴り響く。そうしてそれに続いて、聖剣の名を冠した旋律が響き渡り、盗賊を死に追い込む「○や☆、→や6角形」が踊った。
――――――およそ2分後、優真が確認した頃には、盗賊は聖剣によって断罪されたかのように、人生を終了していた。
曲については、○イ○イ○ー(○には同じ片仮名が入ります)に尋ねてください。というか定番の聖剣(エ○○○○○ー)の名を冠しているので、想像できるのではないでしょうか。