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③~長女視点~

いつからだったかな?

貴方に対して距離を置くようになったのは。

貴方は、私より年下なのに―――……。

みんなから頼りにされていた。

そして。

小さい頃から、ずっと。

ずっと比べられて来た。

どうして…。

どうして、貴女が一番先にこの世に産まれて来たのか―――と。

貴女ではなく、翔くんが一番先に産まれて来たらどんなに、ご両親も喜んだことやら。

貴女みたいな出来の悪い子供は、この世から消えてしまえばいいのに―――……。



「眩しい…」

玄関のドアを開いたら太陽の光が、私の顔に降り注ぐ。

「……嫌なこと。思い出しちゃったな」

直樹と麗から離れたのは、いいものの。

昔、近所の人から言われた言葉を思い出してしまった。

「……サイアクだ」

母親から聞いた話によると、彼がこの世に生を受けてから私に対して近所の人達の態度が変わったそうだ。

私も幼い頃から薄々感じていたので聞いたときはやはりとしか思わなかった。

近所の人たちが私に接する態度は今でも変わらない。

余談だが次女の麗が産まれたときは、彼と同じような態度で接するというのだから可笑しくて仕方がない。

つまりは男、翔が産まれれば麗は近所の人たちから言われることはなかった。

私と彼は、一つしか違わないのに。

どうして、私だけ?

あー…。

それにしても、暑いなぁ…。

いっそ…、いっそのことー…。

この太陽光に灼かれてしまいたい。

「…杏奈さん?」

声が聞こえた。

今、一番聞きたくない声。

ああ、この声は。

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