ファンタジー戦争

この世界でのあまりにも大量のラノベの粗製乱造で、ファンタジックな資源が枯渇しきって荒廃、勇者も魔王も姫君も人外も存在できなくなったあちらの世界。
ついに異世界側では奪われたものの代償を求めることになった。
「今以上の資源の搾取を禁じ、盗んだ者は罰するのだ」
かくして日本中のラノベ作家が拉致されて異世界に連れ去られ、出版業界は恐慌に陥る事態に。

その余波で、書きたくもないラノベを書かせられることになった作家の沖栄一。
彼は異世界から来た美少女アイリンによって、荒廃しきったあちらの世界に召還されてしまう。ファンタジーの資源を盗むラノベ作家の仲間とみなされたのだ。
けれども沖は一念奮起、
創作力という最大の武器を駆使し、異世界に立ち向かい、そしてを立ちなおらせていく。――というお話になるかと思います。

ライトノベルが大嫌いな人のために書かれたライトノベルです。
同じようなものばかりで食傷なされた向きには、こういうものがあってもよいのではと。
ラノベのこと、いろいろ茶化してます。
覚悟してお読みください。