お母さんはっょぃ
「ゆうひー!早く降りてきなさい!朝ごはん出来てるわよ!」
ひいっ!お母さんの声だ!どうしようどうしよう…
なんて説明すればいいんだ!?下手すりゃ他所の子ですって言われて警察官と留置所デートすることになるぞ!!
「まだ起きてないのー?」
トントンと母親が階段を上がる音が聞こえる!
ああ…さようなら僕の人生。
来世こそはイケメンにしてくだ--
ガチャ
「早く起きなさい!遅刻するわよ!」
「…アッ、オカーサン、オハヨウゴザリマスル」
「あら、夕陽…なのよね?早くご飯食べちゃいなさい。学校遅刻するわよ?」
「待ってお母さん!僕の体見てよ!声聴いてよ!おかしいでしょ?なんでそんな平気な顔してんの!!」
「朝からうるさいわねえ。お母さんなんだからこれくらいのことで驚いてどうするの?リビングいらっしゃい。--あ、そうそう。女の子になったとか言う理由だけで学校は休ませないからね」
ガチャン
平然と扉をしめてリビングへ降りてゆく母親。
なに?母親って息子が一晩で娘になってても驚かないものなの?うちの親がおかしいの?この格好で学校行かないといけないの?
考えることが多すぎて目眩がする。
とりあえず朝ご飯食べよ…
☆ ☆ ☆
むぐむぐもしゃもしゃ
うん、美味しいけど…美味しい。
今日の朝食は食パンでございます、今日の朝食はパン1枚!
the 朝食って感じだよね。
まあ、【いつも通り】だな…自分の性別を除いては。
これから【いつも通り】学校に行ったとしよう。
間違いなく珍しい動物を見るような目で見られた後、学校の敷地内から追放される。
どうしたものか…
とりあえず8時に家を出るからそれまでじっくり考えよう。
今の時間は…8:10am
ふむふむ、8時10分ね。
…ん? 待て、考える時間は…マイナス10分!w
「あわあああ!!遅刻!もう行ってくる!」
「朝からうるさいわね、早く行ってらっしゃい。あと学校についたらまずは職員室に行きなさい。話を通しておくから。」
「ん!わかった!行ってきます!」
気が付いたらアクセス数が1700を超えていました!
いつもご観覧いただきありがとうございます(*´罒`*)♥