お昼ピンチ
学内で、ゲームの大会みたいのがあったのですが、なんと!
マニアックすぎるとの評価を受けました!
とても悲しい……
学食についた俺だったのだが、学食に着いて愕然としていた。
「まさか、この俺がここに着くまで気がつかないとは……」
そう、尾行されていた………とかではなく、単純にお金を持っていなかったのだ。
もらった記憶もないので、現在の俺は、職なし、金なし、飯なしの大三無だ、やったね役満だよ!
「いや、待て。今俺は学生だ。学生は職に入る。だって、職業欄の、選択肢にあっもの!ということは、小三無になるということか……」
いや、待て!それだと、四飜しかない!ただの満貫になるではないか!クズポイントが24000点も違う……。
「やはり、学生をやめるべきか……」
「何をぶつぶつと言っているのですか?はっきり言わなくても気持ち悪いです」
「はっきり言わなくても気持ち悪いって、相当気持ち悪くない!?あと、金ないんですけど……」
「頑張ってください」
そう言って、メイドさんはどこからか携帯食を取り出した。
それをなんのためらいもなく、食べた。
「俺の分は……?」
「ないですよ」
さも当たり前かのように、真顔で答えてきた。
ないですか………、そうですか。
つまり頑張れは、『金を稼ぐのを頑張れ』か、『食べないで午後も頑張れ』ってことだね☆
俺のお昼は休むことはできたが、補給という点では全くないものだった。
学食の水を飲んで、他の人が食べているのを見ることで、お腹が満たされるんでないかと思ったが、気分と思い込みでは、無理だったようだ。
「腹減ったぁ……」
しかしそれにしても、昼休みが終わったのに男子生徒が教室に帰って来ないのだが、ボイコットかしら?
と思っていると、何故か女子生徒から冷めた目で見られていた。
「えっと……、何?」
「着替えるから出て行ってもらえないかしら?」
Theお嬢様と行った感じの、金髪縦ロールが見下しながら言ってくる。
見下すとはなんてやつだ!
あ、俺が座ってるからか。
まあ、勘違いはよくあることだ。パツキン縦ロールごめんね。
着替えるということは、体育かな?
まあ、ここはこっちが折れるとしよう。
「どうぞ気にせずやっちゃってください」
「早く出てけーーー!!!」
そして、俺は追い出された。
妥協したのに、理不尽だ。
俺は、ちゃんとノックをしてから、扉を開ける。
「男子のみんなはどこに行ったの?」
目の前には下着の女性多数、だがそんなものは俺には関係ない。
むしろ、見慣れ…げふんげふん。
「3つ隣の教室……です」
「あざーす」
俺は用を終えたので、すぐに言われた教室へと向かった。