表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王のはなし  作者: しぷる
闇夜の魔王
9/10

終焉の王

友達にこの小説を書いていることを明らかにしたら「なんで生きてんの?」って言われました。


生きねば。

天使(アンギラス)の力は強大。


まず天使(アンギラス)に「死」という概念はないのだ。


通常状態の天使(アンギラス)であれば敵がどんなに強かろうと「死ぬ」ことはない。


だが…魔力を体内に取り込み暴天(クラック)状態となると、心臓を魔力から守ろうと天使の全エネルギーが体内で暴発する。一時的に身体能力が極限まで上がる。


つまり、暴天(クラック)しただけでは天使(アンギラス)は死なないのだ。


心臓を確実に止める一手が必要。


天使軍でも5本の指に入る強さを誇る第3師軍相手に果たしてそんなことができるのだろうか。


魔王は右手を前に突き出し、微笑む。


ウィルの言葉を思い出した。


魔王軍の総隊長で、自分なんかよりずっと強くてかっこよくて…


「「敵がどんなに強くても…敵がどんなに多くても……魔王に敗北は無し!」」!


魔王が突き出した右手を空に掲げた。


その合図と同時に紅が走り出す。


空を蹴り、風を纏い、第3師軍の真ん中に躍り込む。


「秘術…風蘭の舞」


旋風が巻き起こり天使を地面に叩きつける。



「この程度で…クソ虫が図に乗るな…ッ!」


ウリエルが術式を展開、煉獄の炎を纏わせ叫ぶ。


「総員…構えよ!」


「全部知ってるよレイン。君が終焉(エンド)を編み出したのも、それで僕らが死ぬっていうのも。ずっと…見てたから。」


第3師軍の天使の力が神の炎(ウリエル)に集中する。


同時に魔王も両の手のひらに全魔力を集中させる。


「もう一度だけ言うぞ。

……だから?」


そう、今のは完全にハッタリだった。


確かに魔王は終焉(エンド)という技を体得したが、天使(アンギラス)が対抗策を見つけたとは…一言も言っていない。


ただ…終焉(エンド)には欠点が一つ。

発動範囲が狭すぎるのだ。


その為、紅に全員地面に叩き落としてもらい…一気に天使(アンギラス)を殲滅。

「死んでろ…ッ!下等種族がぁッ!」


懺悔(タルタロス)ッ!」


ウリエルの右手から真っ赤な炎が放出される。


その温度…実に3億度。


大抵の生物が焼き焦がされ、即死する。


魔王は何も言わず、術式を展開。


巨大な魔王陣が魔王の目の前に現れる。


終焉(エンド)


魔法陣から漆黒の力が放出される。


その力は次第に剣や槍など、武器の形となる。


その力…バルファの国民「3億人」の魔力は、轟音と共に神の炎(ウリエル)を飲み込んだ。



コメントおねがいします!!!、本当!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ