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神魔の王
西暦64532年…バルファが襲われて1年後。
天使が樹精への攻撃を開始し、第零次世界大戦が始まった。
ここは樹精の首都…アインの上空。
天使の中でも有力な大天使、「神の炎」ことウリエル率いる第3師軍が今まさにアインへの攻撃を開始しようとしていた。
「総員…砲撃を開始せよ!」
ウリエルの一言で天使の多種多様な攻撃が始まる。
だが、それらがアインに着弾することはなかった。
「神魔の加護!」
突如現れた巨大な魔法陣が全ての攻撃を吸収、反射し、天使の元へ帰っていった。
魔法陣の主…魔王は嗤う。
「仇は…取る」