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魔王のはなし  作者: しぷる
暗黒の魔王
5/10

貧困の王

世間では、魔王は死んだ事になっていた。


魔王軍と共に天使を迎え撃ち、儚く散った、という表記がされていた。


そんな魔王は今、情報収集に全力を注いでいた。


どこにいるかというと…地精(ノーム)の国、スウィンの図書館だった。


天使(アンギラス)の情報をかき集め、弱点を探し、憎き敵を倒す為、三日三晩勉強し続けた。


ところで…魔王は今、一銭も持っていない。

魔物の国…バルファが所有していた金銀財宝は全て天使(アンギラス)に持ち去られてしまったのだ。


つまり、魔王は衣食住全てに不自由していたのである。


「どうすっかな…どうしようもないよな…」


呟く魔王は、視界の端に「運び屋」を見つけた。


運び屋とは、その名の通り色々なものを持ち運ぶ仕事である。


手紙や重要書類なども運ぶが、多くの場合ら金品である。


つまり運び屋とは「歩く金」なのだ。


「見つけた…!」


獰猛な笑みを浮かべ運び屋に駆け寄っていく魔王。


だが魔王が運び屋に触れようとした刹那………運び屋が消えた。

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