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魔王のはなし  作者: しぷる
暗黒の魔王
4/10

復讐の王

気づいたら、荒野にいた。


魔王は鈍い頭の痛みを我慢して起き上がる。


「ここ…どこだ?」


空間移動(テレポート)したところまでは覚えている。


と、魔王は目の前に朽ち果てた「城跡」があることに気づいた。


あたりを見回す。


魔王軍の、国民の死体で溢れかえっていた。


「…っ。」


魔王は声にならない声をあげる。


自分は逃げてしまった。


国民を捨て、大切な友を捨て、国を捨て、逃げてしまった。


自分はなんてことをしてしまったのだ。


魔王はその日、1日中泣き続けた。


そして、魔王は思いつく。


なぜ自分が逃げなければならなかった?


それもこれも全て天使(アンギラス)が悪いのだ。


天使(アンギラス)が攻めて来なければ国民は死なずに済んだし、自分も逃げなくてよかった。


魔王が一晩中考えた結果は、「責任転嫁」だった。


天使(アンギラス)が悪い、俺は悪くない…。」


ならばどうする。憎き天使(アンギラス)をどうする。


「一匹残らず…殺し尽くす…!」


天使(アンギラス)を殺す、という目標を見つけた魔王。


その両眼が…金色に染まった。

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