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魔王のはなし  作者: しぷる
暗黒の魔王
2/10

弱国の王

少しこの世界の話をしよう。


この世界には多種多様な生き物が棲んでいるが…その中でも圧倒的力を持つのは「神」と呼ばれる存在達である。


現在、「神」は「天使」を下僕とし、世界征服に乗り出しているところである。


つまり、この世界に棲む生物すべてを隷属させ、世界の頂点に立とうとしているのだ。


この世界には「神」「天使」「魔物」「龍」「人間」「樹精」「海精」「炎精」「雷精」「土精」

以上の十種族が存在している。


神は既に天使を隷属させ、残る8種族を滅ぼそうとしているのだ。


それでは、魔王の属する種族……魔物について話すことにしよう。


魔物の国「バルファ」は魔王に全ての力が集中している。


全国民は魔王軍に反乱を起こさぬよう、生まれた時に全ての魔力を魔王に献上する。


この国では魔王以外の魔族は最早「魔族」ではないのだ。


魔力を無くし、無力となった魔物は「人間」と同等の扱いを受ける。


この制度で魔王にすべての力が集中するのは良い、だが、「国としての力」がバルファには欠如していた。


戦争をするにしても、戦える魔物は魔王のみ。

つまり、現段階で魔物は人間の次に弱い種族なのだ。


「神」は世界征服に乗り出し、「魔物の国」はあまりに弱小


ならばもう何が起こるかはお分かりであろう。


そして…ここ魔王城では、魔王とその側近が何ら変わらぬ毎日を過ごしており、その日常は今日…無残にも打ち砕かれるのであった。

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