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魔王のはなし
しぷるです!初めまして!
痛いのは勘弁してください(2回目)
その部屋は異様だった。
壁は闇のように真っ黒で床には真っ赤なカーペットが敷いてある。
そしてその部屋の中で最も目を引くもの……それは玉座だった。
部屋に合わせた赤と黒の大きな玉座。それに座る青年が口を開く。
「なぁ…暇なんだけど…。」
広大な部屋の中、その空間には2人しかいない。
一人は玉座に座る青年。
そしてもう一人。青年の真横に水色の髪の長身の男が立っていた。
「だからなんだよ…」
男が溜息をつき、そこで会話は途切れる。
暇を持て余す青年…即ち魔王がいる部屋。
その扉が今、凄まじい勢いで開かれた。
がんばります(適当)