登場人物紹介
<登場人物>
・白秋 鈴音
生気を吸う妖の血を引く半妖の退魔師。黒髪に、金に近い茶色の瞳。
男女問わず無意識に人を引きつけるが、「3次元の恋愛は面倒くさい」と2次元を愛する残念な美形。
武術を嗜み無手で戦う。「しらたま」と「あんこ」という猫又2匹を従えている。
・久遠寺 祥吾
修行で全国を旅する金髪の剣士。人ながら強い氣を持っており、実力は半妖の鈴音と互角。
たまに地元に帰ってくると、鈴音に面倒を見てもらっている。
2枚目だが雰囲気が荒っぽい。
・桃石 穂之花
かつて「八百の災い招く」と恐れられた紅の鬼を封じていた百石神社の神主。黒髪黒目。
仲間とともに鬼を祓った今、その力の残滓を下僕にしている。
高校時代は「学園のマドンナ」と呼ばれていた。分厚い猫の下に底知れぬ恐ろしさを秘めた美女。
・柳瀬 紅璃
穂之花とは同じ年の異母兄妹。黒髪に黒目だが、力を使うときは瞳が紅色になる。
「娘だったら百石神社の神主になれたのに」という母が、恨みを込めて女子名を付けた。昔は自分の名前があまり好きではなかったが、鈴音ら友人が出来てからは気にしなくなった。鈴音には「あかりん」と呼ばれている。
影を使って妖を喰い続けているため、妖に近付きつつある退魔師。
・瀧上=D=才蔵
戦前に日本に流れ着いた吸血鬼。銀髪に黒みがかった赤い瞳。
古本から真剣まで扱う万屋の店主をする一方で、愛する地を守るために退魔の仕事に関わっている、瀧上流忍術を操る忍者。
堅実な性格で、祥吾には顔を合わせるたびに将来への備えを薦めている。