プロローグ
これは私の実体験です…。若干妄想交じりですが(笑)
初めての作品なので分かりづらいとは思いますが、一人でも多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。
私は青空知秋。昨日から中2になった。大雑把なO型。そしててんびん座。―――とまぁ…自己紹介はこの辺で終わりにして…。
ここ、私の通う桜ヶ丘中にはある伝統がある。3年生が修学旅行に行っている間、今月29日にある体育祭に向けて、入学間もない1年生に校歌・精神歌などの応援を指導するというものだ。それには3年生から選ばれた団リーダー、応援リーダーが男女各1人ずつ、計4人参加することになっている。
そして、明日からは3年生が修学旅行。選ばれた2年生の発表がある。3年B組の応援団3人が、私たち2年B組の教室に入ってきた。
「失礼します!!」
その言葉だけで私は迫力に圧倒された。たったそれだけの言葉なのに、とてもかっこよく、そして輝いて見えた。
当時生徒会の応援団長もやっていた佐藤蓮さんが、そのメンバーを発表した。
「団リーダーは、男子、隆弘。女子、知秋。応援リーダーは、男子、大地。女子、香奈。」
彼はメモらしきものを一気に読み上げた。
「1年生にしっかり指導しておいてください。」
そう言って先輩たちは教室を後にした。
|(私が…団リーダー?やっていけるのかなぁ…。)
そんなことを考えながら、その1日は過ぎて行った。
そして、これが私の運命を変える―――そんなことなど私は考えてもいなかった…。