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第六話

「ねえっ!!ルカってば!!しっかりしてよ!!ねえ!!」

 そう公園に着いたときエナは叫んだ。

 ルカの手はまだかすかに震えている。エナはなぜルカが急に走り出したのか理解できなかった。

「居たんだよ。全身黒い人が。そいつは僕の家からでてきた」ルカは出来るだけ声が震えないように答えた。

 エナは考え込むように黙り込む。エナは全身黒い者を見ていないからよく分からなかった。でもルカの言葉は嘘じゃないことは分かっていた。

「……そういえば、お母さんがそいつは悪者って言ってたよね。何か関係あるの?何でお母さんはそいつが悪者って言ったの??ねぇルカ」

「僕だって分からないさっ!!分かっていたらこんなに不安にならないっ!!」ルカの目からは涙から溢れだした。

 ルカだって泣きたくなんてない。だが母親たちが居たところが爆発したのに泣くのを我慢するだなんて出来なかった。

「うぅ、グスッ。ごめん、ルカ。私、言い過ぎた。ルカだって悲しいよね。取り敢えずどうする?」

「スゥー。僕もごめん……。言い過ぎた」

 その時だ。ルカの視界には母親からもらった使い古されたメモ帳が入った。震える手と不安な気持ちを無視して記憶を辿る。

──「このメモ帳を開いて一ページ目に地図が書かれているわ。そこに行ってこの写真を見せなさい」

「そうだ。そう言われたんだった」

 ルカはページを巡り一ページを見た。すると母親に言われた通り地図が書かれていてある家が赤い丸で囲まれている。

──きっと赤い丸で囲まれているところが母親たちが言ってたところだ。ルカはそう思った。

「ルカ、もしかしてこれって」

「うん。きっとお母さんたちが言っていたところだよ」

 ルカとエナは目を合わせてそこに行く決心をした。

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