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愛情

作者: Bal
掲載日:2025/10/18

ふと死にたくなった。


死にたい時には決まって君の顔が浮かぶ。


怒った顔、笑った顔、泣いた顔、どこか拗ねた顔……


そんな顔が僕の脳裏を駆け巡る。


しかし、もう君に会うことはないだろう。




…そう思うと、真綿で首を絞められているような感覚に陥る。


あぁ…真綿で首を絞めるのではなく、真綿を持つ君の白くて綺麗で、どこか折れそうな手で僕の首を直接絞めて欲しい。


そう思う僕はおかしいだろうか?


なぁ、おかしいって言ってくれよ……






あるビルの屋上で己の首に手をかけた男が乾いた笑いを静寂とはほぼ遠い世界に響かせる。


まるで心の底から世界に失望したような声を、何も希望の宿さない目を眠らない街に向ける。





君に出会えて幸せでした。





次の瞬間、周りをつんざくような悲鳴と赤いサイレンが街に響いた。





彼は幸せだろうか?



これを読む君も、幸せか?

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