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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ほぼ実話&エッセイ あれこれ

私には【我慢強さ】があるらしい。しかし現実では不利スキルでしかない!

リアル痛い話なので、(イタタタ…の方ではなく)残酷ではありませんが「残酷な描写あり」タグをつけています。

針とか手術とかのお話が苦手な方はブラウザバック推奨です。


 こんにちは。黒星★チーコです。

 実はですね。私このエッセイで記念すべき投稿数50作目なのです!

 この節目に何を出そうか……と散々考えた挙句、お絵描きエッセイも短編新作も連載新作も書いている途中で止まってしまいました。


 これはもう「私ってこんな人間なんです。えへっ☆彡」みたいなエッセイでいいか!と(身も蓋もねぇ)。

 まあそんなわけで自分語りに付き合って下さると幸いです。


 ★ ★ ★

 

 早速本題ですが、私はどうやら痛みに対して我慢強いらしいです。

 ぜんっぜん、自覚がありませんでした。でも長い人生を過ごしてきて、もしかして……? と、今更気づいたのです。

 それは先日の入院中の事でした。点滴治療をしなければいけないのですが、私はもともと血管が細く脆いうえにグニャグニャ曲がっているらしく? 点滴の針がなかなか入らない性質なのです。


 ここでいったん昔の話をします。

 昔、扁桃周囲膿瘍という病気で入院した私は、口から水分や栄養を取れず点滴をするしかないのですが、脱水症状で更に血管が細く弱くなっていて点滴の針を入れても入れても失敗する……という状態でした。

 まだ当時は看護師さんではなく看護婦さんという名称だったと思います。ナースキャップをかぶっていて、そこに斜線が入っているかいないかで看護婦さんの職位がわかる時代でした。


 私の担当看護婦さんのキャップは線無し。彼女に点滴を入れて貰った時にやはり失敗して、3回目にやっと針が通った! となったのですがその時に実は軽く痛みがありました。

 でも、私は(点滴ってこれくらいの痛みは当たり前かな……?)と思ってそのままにしたんです。まあ、針を刺しなおすのも嫌でしたし。


 そしたらしばらくして点滴した場所がメリメリメリ……って感じで痛くなってきて。流石にマズイかなと思いナースコールをしました。

 やってきた看護婦さん、少し腫れた私の腕をみて「嫌だ!」って。

 それに対して私、ナチュラルに「え? 私何かやっちゃいました?」って言ってました。なろうのお約束的なセリフですが全然意味が違います。

 そもそもベッドに寝て点滴受けてるだけなんだから、何かやりようがないのにそんなセリフ言うとか大間抜けです。


 結論。点滴、漏れてました。体内に。

 私の血管がグネグネしているせいで、血管に刺した針が余計なところにも穴を空けていたみたいです。

 再度別の場所に点滴の針を刺しなおすことになったのですが、その時に看護婦さんに「痛かったらその場で言ってくださいね! お願いですから!」てめちゃくちゃ念を押されました。


 そして刺しなおした針も失敗www

「上司を呼んできます!」って言われてナースキャップに線の入ったお姉さんが連れてこられました。多分チーフさん?

 しかし上司の彼女でも失敗。

 最終的にキャップに三本線の入った、めちゃくちゃ威厳のありそうなおば様が出てきました……あれ婦長さんとかだよね絶対……。

 おば様、流石の経験値で一発で私の血管に針を通してくれて、なぜか「お~」と担当看護婦さんとチーフ?さんと、私とで拍手をしましたw


 つまり、1回の点滴の為だけに6回身体に針を刺した経験があるんですよ。私。


 そんな事が過去にあったので、点滴は大変かもしれません~みたいな事を今回の入院の際、担当看護師さんに話してから点滴を刺して貰いました。

 初日は良い血管が取れたので1発オーケーだったのですが、2日目に早くも失敗しました。

 最悪、手の甲の血管なら取りやすいんですけど、手の甲で点滴を打つと痛いし手が使えないから不便なんですよね。なので左の二の腕で一度やってみて、ダメなら手の甲にしましょう! という事に。


 左の二の腕に針を刺された時に、ん? と感じるものがありました。

 いつもなら笑っちゃう感じの痛み。

 そうなんです。私、痛い時に笑っちゃったりするんですよ。皆様もないですか? そういうこと。なんか痛みを逃がしてくれるような気がするんですよね。

 で、今回も笑いそうだったんですけどその瞬間に昔の看護婦さんの「痛かったらその場で言ってくださいね! お願いですから!」っていう言葉がキュピーン! と脳裏にひらめいたのです。


「痛っ、ふひひ、痛いです!」

「えー? 針は通ってる気がするんですけどねー」


 私の悲壮感のない「痛いです」発言に、看護師さんは信じてくれず針をぐりぐりします。やばい! これは昔みたいに輸液が体内に漏れる! と思った私は必死に訴えました。


「痛いです! マジ痛いです! 無理です!(笑いをこらえて痛そうな演技をする)」

「はい、わかりました。抜きますねー」


 というわけで無事(?)手の甲に刺しなおされたのですが、後日、二の腕がめちゃくちゃ内出血してました……。昔の時と同じような内出血痕だったので、やっぱり漏れてたんだと思います。

 これ、いつも通り笑ってたらまたメンドクサイ事になってました。


 それで初めて気づいたんです。「あれ? 私、もしかして我慢強いの?」って。


 よくよく考えたら、小さい頃キャンプでナタで左手かち割った時もぼへーとしてたので事態の把握が遅れたらしいし。


 昔交通事故で頭にヒビが入ったのに4日で退院しましたし(良い子はマネしちゃダメです)。


 右膝の靭帯が完全に断裂しているのにアドレナリン出てるのもあって平気にしていたら「やー、靭帯切れてないでしょ。大げさだね。歩いてみて?」って素人意見で言われて、真に受けて歩いたら3歩でカクっと倒れて大騒ぎになった(しかも倒れたせいで多分ヒザの剥離骨折も追加された)し。


 あと、初めての出産で破水したのに凄い冷静だったらしく?「破水した」って言っても産婦人科の人達に信じて貰えなかったし。「破水しても落ち着いて」って書いたガイドブック渡してきたのそっちじゃんwww

 「お小水と勘違いもあるんですよー」とか言って診断するまで結構待たされてたのに、いざ診断したら「ホントに破水してる……」って一転、先生と看護師さんがバタバタし始めたっけw


 ううん。過去の遍歴を思い出しても、我慢強いのって損しかしないじゃん……。

 TRPGとかなろうの小説とかだと「我慢強さ」ってかなりの有利スキルだったりするのにね。

 現実は不条理なり。


 しかし何故なんでしょうね? 無意識でやってますから我慢強さの理由はわからないんですけど、ちゃんと痛覚はあるんですよ。

 「痛い、痛い」って転げまわるのが無意識にカッコ悪いと思ってるのかな?


 因みに転げまわるほど痛かったのは人生で1度。先の靭帯の再形成手術が終わって麻酔が切れた後でした。あまりにも痛くて耐えられず、痛み止めのボタンをずっと連打していました(痛み止めが出るのは1時間に1回なので連打する意味はないw)

 他にも手術やケガで何度も入院しましたが転げまわってはいないですね。

 ただ、痛みだけでなく吐き気と幻覚込みで辛かった思い出ナンバーワンは出産ですけども。


 あ、一般的に女性は男性より痛みに強いらしいです。これは出産に耐える事ができるように、という説があります。男の人にあの辛さは一度味わってもらいたい。ふふふ。


 でも、素直に痛い時は痛い。辛い時は辛いって言った方がいいですよね。

 我慢しても不利なスキルが付くというだけです。もう一回言うけど現実は不条理なり!

 今後は私もできるだけ言うようにしようと思いました。


 まあ無意識でやってるから、無理かもしれませんけどね。えへっ☆彡



お読みいただきありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 私は逆で、人一倍感覚が鋭敏なので例えば、髪をとかしたり、爪を切るだけで痛みを感じます。調子が悪い時は、服の着脱も一苦労なのです。あまり極端なのも辛いものですね~汗。
[一言] 本文も痛いが、感想欄のエピソードも痛い。 (*_*) 私は逆に騒ぎすぎるタイプで、出産のときは医者に注意されました。 _:(´ཀ`」 ∠): 騒ぐと周りに怒られるし迷惑かけるので、黒星さ…
[一言]  私も血管が細いらしく、難聴で入院したとき、点滴の針を6回刺されましたけど、レベルが違った!  我慢は『美徳』かもしれませんが、間違いなく、我慢しない方が『得』ですね。  50作目おめでと…
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