第四話 世界大戦の火種
設定がおかしくなってました、いや本当に、決してまだ書いてなかったとかではないですからね?勘違いしないでよね!
さて今回もぜひお楽しみください
ビザンツ同盟が発足してから10日、ビザンツ同盟は各国の合意の元、ビザンツ帝国へと統合した、列強数カ国は雄弁に静観した。しかしながらただ一ヶ国、イギリスのみが世界の均衡が崩れることを恐れ批難声明を発表した。
1927年日本
「…という事で、バルカン半島に新たな大国が出現した」
「そうか…如何にして対応を取るべきか…しかしビザンツ帝国なる国家はどんな国家なんだ?正直火薬庫が幾つ集まっても火薬庫にしかならないだろう。」
「いいや、それがそうでもないようだ。ビザンツ帝国の基本情報で言えば、人口は1億以上。経済は中小国の連合とは言え準列強と呼んで差し支えない。軍事だって構成国のものを全て引き継いでいるのだろうからうちと大した変わらない量はある。無論元が中小国だから軍事技術は脅威ではないだろうが、一カ国でも尖っていればなかなか脅威になるだろう。」
「全く…それにしてもビザンツ帝国とはイタリアに喧嘩を売っているも同然ではないか。」
プルルルル プルルルル
「こちら司令部。どうした?は?なんだってそんなことが?!」
「おい、どうしたそんなに焦って、」
「ビザンツ帝国がトルコへの陣営加盟を要請、つまり事実上の併合要請、当然トルコは拒否、イギリスの独立保障を受けていたため当然だが、これを開戦事由とし、ビザンツ帝国がトルコへ宣戦を布告、イギリスとビザンツ帝国が戦争を始めたんだ…」
「そ、それでは、今連合に加盟している、イギリス、インド、オーストラリア連邦、アフリカ連合国、を巻き込んだ。いや、このままでは世界を巻き込む、世界大戦が始まってしまう可能性が高いでは無いか!?急ぎ今訓練中の師団を展開しておけ、我が国には経済に余裕がある。平時の今のうちに、戦争の準備を整えておかなければならない!」
「分かった、急ぎ展開準備を始めるぞ」
連合国に加盟している四ヵ国と、ビザンツ帝国との戦争が始まって2日後、完全に中立であるフランスにて会談が始まった、
「ですから、私達は一切の妥協をしません。そんなにトルコが欲しいなら全面戦争をしましょう、」単刀直入に連合国の外交団が言う。
「しかし、そのような態度でいいのですか?偶然ここに新聞記者がいて、そして連合は戦争をしたがっている。と書かれても文句は言えませんよね?」ボスポラス海峡を手に入れビザンツ帝国たるためにどうしてもトルコが欲しいビザンツ帝国は、脅しているつもりでこう口にした。
「な、なぜそんなピンポイントに、新聞記者がいると?(ふむ?どうやらビザンツ帝国はスパイ機関が弱い、もしくは機関そのものがないと考えられるな、我が国の国民が戦争に賛成であることをまるで知らないようだし。どうやら戦争はすぐ終わりそうだな、ただ慢心してはいけない……)」動揺する演技を見せようとするが、少なくとも困惑はしているために、困惑によってそれを為す。
「どうしました?何か考え事でも?(黙りこくったこの反応、図星だな、連合国も大したことないかもしれないな)」大胆に発言をほぼ無視し、畳み掛けようとする。
「いえ、別に何も、しかし本当にトルコとの戦争を止める気がないと?きっと後悔しますよ」
「ご心配に及ばず、次会うのは戦後でしょうね」
「では解散ということで」
そうして、時代が遅れているとも言われていたバルカン半島は、ビザンツ帝国のスパイの弱さが証明してしまうことになった
ここからどういう展開になるんでしょうね?(苦笑い)バルカン半島は連合国に耐えれるんでしょうか?
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