第三話 神聖な同盟?
主人公枠の兵士Aについてなかったことにします。
本編お楽しみください
1927年のバルカン半島
ここではとある会議が行われていた
「皆さん集まってくれてありがとうございます。さて早速ですが、お呼びした理由をお伝えします。それは
『ビザンツ帝国の再興』のためです。」藪から棒に何を考えているか全くわからない。貼り付けた笑顔で言う。
「ビザンツ帝国の再興だと?」
「そんなのあり得るか?」
「いやあり得ないだろ」
「だが世界恐慌は緩和できるかも知れない」
「皆さん落ち着いてください、このビザンツ帝国の再興、まぁ名目はビザンツ同盟とでもしておきましょうか、これに加盟するかは個別に聞かせていただきます。早速ですが、ブルガリア代表の方ついてきてください。」そういうと部屋を移動する。
「分かった。」
別の部屋
「ここに座ってください」
「ああ」
「まぁいきなりそんな非現実的なものに、本気にはなれないでしょう、しかしバルカン半島で手を結び、兵力を持って列強と対等に向き合う力がないと、国がなくなる可能性があります。我ら小国は大国の養分になることが多々ありますからね。選択肢は大国に吸収されるか、大国に抵抗するかです。よく考えて選んでください」
「………分かった、了承しよう」
「それは素晴らしい!今後もよろしく頼みます。」
ガチャ
「次の、ユーゴスラビア代表の方ついてきてください」
「わかった」
「一つ言っておくが俺はこれに賛成している。」
「!そうですかそれはありがたい、今後とも…「だがこれだけは言わせてくれ、我が国民を無下にはするな!」
「……もちろんです、合併するならあなたの国民も我が国民、言うなれば、ローマ人の国というのに相応しく貴方達もローマ人です。これからもよろしく。」
「ああ」
ガチャ
「次のギリシャ代表の方どうぞ」
「現実的なのかそれは?」
「まぁいきなりそんな非現実的なものに、本気にはなれないでしょう、しかしバルカン半島で兵力を
(中略)
よく考えて選んでください」
「分かった合併に了承しよう」
「ありがとうございます」
ガチャ
「次のトルコ代表の方どうぞ
…………ん?どうしたんで」「聞かなくてもわかるだろう!私はこれに反対だ!」
「……そうですか、分かりました。ですがそれなりの報復があるかも知れませんよ?」
「くどい!俺はもう帰るぞ?!いいか?!」
「ええどうぞお気をつけて」
この会議の数日後ルーマニア、ユーゴスラビア、ブルガリア、ギリシャ、の四カ国で
「ビザンツ同盟」が発足した。世界では情報も意見も錯綜しているが、民主主義国なだけあって列強は5カ国が同盟を支持した
書くのって普通に楽しいですね、まだ底辺ですが、だいぶ楽しいです、これからもよろしくお願いします