第14話 開発
大日本帝国陸軍研究室
「それで、進捗はどうだ??」
「はい、歩兵銃に関しましては、現在、携帯式機関銃はありませんので、そちらの研究をしております。あっ、こちらその開発中の歩兵銃であります」
「なるほど...ん、重いな。ただ持てない重さではないか...射撃はここで行えるのだな?よし、ダダダダダ
うん。なかなかの連射性能ではないか。精度もそこまで悪くは無い。ただ、やはりこの重さが玉に瑕だな。」
「はい。ただいまその重さについての改良を施しております。」
「例えばどんな案だ??」
「まあ初歩の初歩ではありますが、鉄など重たいものをアルミなどを使用して軽さを求める形です」
「ふむ...木材は??」
「いえ...木材では発射時の温度に耐え切れず、また強度の心配もあります」
「なに、まさか全て木材で作る必要はなかろう??中核は今まで通り、他は木で作る。こういうのもできなくはないのではないか??」
「なるほど...分かりました。持ち帰り検討させてください」
「では戦車の方はどういった状況だ?」
「はい、こちらは重量級の戦車を研究開発しています。とにかく装甲と機関銃、巨大な主砲を載せた戦車です。こちらが模型ですね。」
「本当に巨大な主砲だな...18cm位はあるんじゃないか??しかし、イマイチこんな巨大な主砲を使う理由がピンと来ない。理由を教えてくれるか??」
「はい、今回このような戦車の設計をしましたは、塹壕や防衛陣地の徹底的破壊にあります。この主砲のサイズであれば、敵の機関銃陣地や塹壕などに深刻なダメージを与えることが可能となります。結果、北京周辺での攻勢で苦戦した防衛陣地などによる反撃能力を破壊。出血を減らしつつ向こうの血を流させる事ができるのです」
「ふむ...ただ、それが重戦車である必要があるのか??野戦砲で事足りると思うのだが??」
「ええ。私共もそういった考慮を経ております。確かに、敵陣地や塹壕の破壊を考えれば、戦車が必須とは言えませんただし、野戦砲は着弾観測が必要ですし、機動力にかけると言わざるを得ません。その点戦車であれば、歩兵よりも速く、なおかつ観測員を必要とせず、また攻撃を受けた際の脆弱性の心配も要りません。」
「なるほど。しかも野戦砲の観測も担える可能性がある...と。ただ製造コストはどれぐらいになりそうだ??また月間での製造見込みは??」
「今のところ50から100程度の生産を予定しています。どこかの心優しくお若い陸相殿が予算をたくさん回してくれましたのでね。」
「よせやい照れるわ。いやしかしこれだけの予算を回しても師団ひとつも月間に作れないとは...運用方法はどうするのか、話は通っているのか??」
「ええ。もちろんです。とはいっても野戦砲を無くす訳ではなく、火力を増すためにこの重戦車を用います」
「分かった。これからも頼んだ」
「はい。お任せ下さい。」
大日本帝国海軍
「それで、先の戦争で発展した戦術はどうなった??」
「海戦については大きなものは発生しませんでしたが、強襲上陸についての教本は充実致しました。例えばで言いますと。今までは野戦砲などの支援が得られず、白兵戦に頼らざるを得ませんでした。しかしながら、空母を利用した空対地爆撃や、上陸前から沿岸に艦砲射撃を行うなど、実際に戦場で用い、有用であると証明出来ました。今後はより大口径、より多くの航空機収容数が出せるとの事ですので、これの拡充。また我が海軍に損害を与えられる敵海軍を想定した計画を立てる次第です。」
「よし。新たな造船計画は上手く進行しそうか??」
「それは...まだなんとも、今のところは順調としか言えません。」
「それもそうだな。分かった。これからも帝国に尽くしてくれ。」
「はい。」
ミリタリーな話を書いているのにミリオタ知識はあんまり無いというあべこべな私です。




