#06
アラームの音で起床。ステータスを確認する。
[ステータス]
名前:マリス・アーナンテ(5歳)LV3
HP:17
MP:9→11
STR:11
VIT:7
AGI:11
DEX:10
INT:14
LUK:40
スキル:生活魔法(着火、飲水、照明、堀穴、送風)
固有スキル:『オートマッピング』LV5(マッピング半径16m 機能・内包スキル:時計表示、 日付表示、東西南北表示、自身位置表示、自身向き表示、タイマー、アラーム、検索バー表示、鑑定スキル、探索スキル、収納スキル400ℓ、採取スキル、索敵スキル、魔力感知スキル、魔力操作スキル、並列思考スキル、光闇風土属性魔法適性、水魔法、火魔法、盾術new、体術new)
称号:異世界転生者
おっとちゃんとMPが増えているな・・・盾術と体術が追加されてるよ。まぁ確かに昨日盾と蹴りは使ったけども。流石に安易すぎないか?まぁ良いか。でも通常なら盾術にも体術にもレベルがある筈なんだけどレベル表記がないんだよな。謎だ。
身支度をして朝食を食べてお出かけする。今日もマップを埋めながらスライム退治だ。
正門を抜けて裏山を歩いているといつもより動ける。これも体術の恩恵かな。
裏山を探索・採取しているといつもと違うものが採取できた。これ胡椒だよね。赤い成熟した実と緑の未成熟の実が採れた。確か黒胡椒は未成熟の緑の実を乾燥させたものだよね。白胡椒が赤い成熟した実を加工したものだとまではわかるが加工の仕方がわからない。
いくつかの緑の実を手のひらに乗せ水魔法で水分を抜いてみる。掌にある実を魔力で包み実の中の水分をイメージしてそれを抜いていく。するとあっと言う間に干からびる。
一粒かじる辛い。間違いなく胡椒だ。ミルも欲しいな無理か。
でも異世界の植生は出鱈目だな。まぁ俺は助かっているけども。これならサトウキビとか生えてないかな?流石にないか。
昼食を食べてスライムを今日15匹目を退治した時に体が軽くなる。やっとレベルアップだ。確認は離れに帰ってからだな。
夕方になり離れへと戻る。さてとステータスを確認する。
[ステータス]
名前:マリス・アーナンテ(5歳)LV3→4
HP:17→20
MP:11→16
STR:11→15
VIT:7→9
AGI:11→14
DEX:10→12
INT:14→19
LUK:40
スキル:生活魔法(着火、飲水、照明、堀穴、送風)
固有スキル:『オートマッピング』LV5(マッピング半径16m 機能・内包スキル:時計表示、 日付表示、東西南北表示、自身位置表示、自身向き表示、タイマー、アラーム、検索バー表示、鑑定スキル、探索スキル、収納スキル400ℓ、採取スキル、索敵スキル、魔力感知スキル、魔力操作スキル、並列思考スキル、光闇風土属性魔法適性、水魔法、火魔法、盾術、体術)
称号:異世界転生者
なかなかステータス伸びたな。MPが16に増えたのは嬉しい。今日は胡椒の他にバジルと唐辛子も見つけたから良い日だな。するとマップが反応。こちらに向かってくる青表示。カル爺かな?
コンコンとノックの後、扉が開きカル爺が入ってくる。
「マリス様、お邪魔する」
「何か用かい?カル爺」
「昨日の顛末を報告に来ました」
「そうか話してくれ」
「ハイ、まずはマリス様を狙った者2名は尋問した結果やはり正妻のマリア様の指示で襲ったようです。訓練中の事故ならばお咎めもないだろうと狙ったと思われます。2人は騎士の称号剥奪と奴隷落ちとなります。尋問結果を男爵様にお知らせしましたが醜聞を恐れてマリア様はお咎めなしですが当分は部屋で蟄居となりました。ミルナも尋問したところマリス様へ毒物を食べさせようとしたことを吐きました。これも奴隷落ちとしました。このことも男爵様にお伝えしましたがマリア様へのお咎めは変わらずです。何も出来ず申し訳ありません。マリス様」と頭を下げる。
「カル爺頭を上げてくれ。カル爺は何も悪くない」
「しかし・・」
「カル爺、これからは大丈夫なんだよな。それなら問題ないよ」
「そうですかマリス様。何かあればこのカルに言ってください」
「そうか。では早速お願いしても良いか?」
「なんでしょうマリス様」
「うん、少量で良いから塩と俺でも持てるナイフが欲しい。用意できるか?」
「それくらいならば明日朝にでもお届けできます」
「ありがとうカル爺」
「ではマリス様、私はこれで失礼します」と出ていく。
うむ、まぁ父が敵対していたわけでは無いだけマシか。でもまだ警戒を解くわけにはいかないな。
さて夕食だ。スープが入った鍋を取り出して乾燥させた胡椒を潰して入れてかき混ぜる。ふむ、良い匂いだ。更にスープを注ぎいざ実食。
「美味い!」
これでもう少し塩気があれば完璧だな。勿論肉も欲しい。
魔力を枯渇させて就寝。
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