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#12

アラームの音で起床。顔を洗い身支度する。雨は止んだみたいだ。


今日はマップ埋めだ。村周辺を探索する。


朝食を食べたあと出かける。正門を抜けて村内に入る。マッピング範囲が半径32mになりちょこちょこと動き回らなくて良いようになり少し楽になった。村の柵内を隈なくマッピングしたら村の外に出る。村に入ってきた方向とは逆にある村の入り口から出る。


村を出るとそこには小麦畑が広がる。ここ数年は豊作が続いていて今年も良さそうだ。少し歩くと違う作物を育てているようだ。近づくと大豆だ。


それもまだ若く緑に色づいている。畑で働く人がいたので、このまだ緑の大豆を売ってくれないか交渉する。


すると簡単にOK。こんな物どうするだ?という感じ。かなりの量をたったの1銅貨で売ってくれた。両手で抱えて持って人がいないのを確認して収納に保管する。ふふふ、枝豆ゲット。


かなり広大な畑の地域を歩きマップを埋めた。途中木陰で昼食を取り午後もマップ埋め。


結構な時間になったので離れへと戻る。


早速、4株買ったので1株から莢を取り洗ってから塩もみをして、たっぷりの水が入った鍋を火にかけて沸騰したら塩を入れて塩がついたまま莢ごと茹でる。


再沸騰したら薪を散らして弱火にして5分茹でる。火が通ったのを確認した所で一度枝豆のみを収納。次に大きな皿に茹でた枝豆を出して冷ます。


冷めたところで1つ食べる。美味いねぇ。ビールが飲みたい。5歳か遠いな。


すると扉をコンコンとノックする音がする。マップを確認すると青表示。


「マリス様」とカル爺だ。


「なんだカル爺か。何か用か?」


「特に用事はありませんが、まぁご機嫌伺いですな、ハハハ」と机の上の枝豆に気づいたようで、


「それはなんですか?マリス様」と聞いてくる。特に隠す必要もないので、


「これは枝豆と言って未成熟の大豆を塩茹でした物だ。食べてみろ美味いぞ」と言って差し出す。何か食べ方がわからないようなので、枝豆を一つ持ち莢を潰すように中から豆を出して口に入れる。それを見たカル爺は真似をして恐る恐る食べると、


「こ、これは美味い!」


「だろう。オヤツにも酒のつまみにも良いぞ」


「おお、酒に合いそうだ。これはどうやって作るのですか?」


「簡単だ、株から莢を取って水洗いした後、莢ごと塩もみして塩を入れたお湯で茹でるだけだ」


「そりゃぁ簡単だ。マリス様の元気な姿も確認できたのでワシはこれで帰ります」


「ああ気をつけてな」


とカル爺はニコニコしながら帰っていく。


塩むすびとスープで簡単に夕食を済ませる。塩むすびも少なくなってきたので米を3合炊く。


塩むすびを8個作り2個分はそのまま収納。今度チャーハンでも作ろう。


今日はここまで魔力枯渇して就寝。



そんな生活を10日程しているとレベルが6になりオートマッピングもLV7になった。


[ステータス]

名前:マリス・アーナンテ(5歳)LV5→6


HP:24→29

MP:28→45


STR:19→24

VIT:11→13

AGI:17→21

DEX:14→17

INT:23→28

LUK:40


スキル:生活魔法(着火、飲水、照明、堀穴、送風)

固有スキル:『オートマッピング』LV6→7(マッピング半径32→64m 機能・内包スキル:時計表示、 日付表示、東西南北表示、自身位置表示、自身向き表示、タイマー、アラーム、検索バー表示、鑑定スキル、探索スキル、収納スキル500→600ℓ、採取スキル、索敵スキル、魔力感知スキル、魔力操作スキル、並列思考スキル、光闇土属性魔法適性、水魔法、火魔法、風魔法、盾術、体術、料理、解析スキル、調薬スキルnew)


称号:異世界転生者



魔力枯渇による増加分も含めてMP増加幅が多い。魔法寄りのステータスだがマッピングのために歩いているせいかAGIの伸びも良い。STRは枝でスライムを叩いて退治しているからだろう。


今日は村に来ている。何か最近村人に挨拶されると思ったらどうやらカル爺が枝豆を広めたらしく考案者は俺ということでありがたられているらしい。大人は酒のつまみに子供はオヤツとして食べているみたい。


雑貨屋でラックバードの魔石を10個売り2銀貨手に入れる。


野菜を売る商店で人参3本とトマト4個、ジャガイモ5個と赤ワイン300ml、白ワイン300ml、白ワインビネガーを300ml買う。まとめて銀貨1枚。


もう一度、雑貨屋に行って小さな樽がないか聞くと2ℓ程入る物が5銅貨だった。もちろん1つ買う。


買ったものを収納にしまうと裏山に向かう。裏山で少なくなった物を採取して昼食を食べたら午後は川で魚釣。


なんとかマスもどきを5尾釣って離れへと帰る。


帰ると1週間前に大豆に麹菌を発酵させたものに塩水を入れた物をかき混ぜる。これも良い感じで発酵が進んでいる。5ヶ月もすれば醤油が絞れるかも。上手くいくと良いな。


買った樽を収納から出して水で洗う。洗い終わったら水で満たす。樽に手をつきながら、魔力を水に浸透させて行き二酸化炭素を発生させる。発生した瞬間にシュワーと音がする。成功だね。これでいつでも炭酸水が使える。


夕食は作り置きで済ます。


塩むすびにスープとサラダ。ドレッシングはいつものなんちゃってフレンチドレッシング。


モリモリ食べる。お腹一杯。満足です。


次は鍋に水を入れてお湯を沸かす。お湯が沸いたら綺麗な布で体を拭く。これはこれで気持ち良いけど風呂に入りたいな。なんとかならないかな?


ハーブ茶を飲んでまったりしたら今日は魔力枯渇しておやすみなさい。

お読みいただきありがとうございます。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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