【依頼を果たす為にすべきコト】
難産でした。
執筆していて「……?」ってなる事が多々ありましたが、多分何とかまとまっている筈。
読み直しておかしければ後々訂正しますが、次から少しずつ動き始めます。
色々とツッコミどころ満載です。
あ、解呪(呪いを解く、の意で使用している言葉です)の手順については妄想と願望と切り貼りした知識で何となく出来上がっています。
ご了承ください。
カチャッという微かな音で視線が一点に集まった。
眼鏡のブリッジ部分を長い指で押し上げて位置を直して須川さんは小さく息を吐いた。
白いスラックスに包まれた長い足を組み直し、須川さんは残っていたお茶を飲んでから口を開く。
眼鏡の奥にある瞳は閉じられていた。
「――……相次いだ自殺や不慮の事故などの殆どが『虐め』を要因とする、大規模な呪術によって引き起こされています。ここまではいいですね」
「はい、大丈夫です」
閉じられていた瞳が開いて私を映したので慌てて頷けば不自然に空気が動いた。
微かな風がふわっと私たちの間を抜けていく。
「え」
「は?」
須川さんの腕に白く長い何かが巻き付いていた。
思わず出た声は靖十郎の声と重なったので靖十郎にも見えているようだ。
禪と葵先生も私たちと同じ場所を見ている。
(あ、でも封魔だけ見えてないっぽい)
「須川先生。腕に巻き付いているのは管狐でしょうか」
「ええ、そうですよ。少々特殊ではありますが、コレは管狐の部類に入ります」
「管狐って確か、憑き物の一種ですよね? 管狐って最終的に家が食いつぶされるって前に妖怪の事調べた時に書いてあったんですけど」
「良く調べていますね、実際、間違ってはいませんよ。管狐を飼うには基本的に雄雌の番で飼う必要があるようですし、昔は増えすぎて手に負えなくなったという話も残っていますから」
何処か愉しそうに笑う須川さんと腕に巻き付いていた鼬とも狐ともつかない生き物が突然私の方を向いて動きを止める。
小さくプルプル震えているのが可愛い。
餌とかあげて餌付けしたくなる衝動が……ッ!
「捨て管狐とかいたら拾っちゃいそう」
「それな。めっちゃわかる。すっげぇ撫でまわしたい……猫じゃらしとか好きそうだよな」
「猫じゃらしかー。代用品でもいいなら紐とかいいかも」
「多頭飼いで飼育崩壊は怖いけど、うっかり飼いたくなる可愛さは卑怯だろ」
「わかるわかる」
此方を見て小さく震える生き物に和んでいると禪が眼鏡の位置を直しながら一言。
「須川先生、続きを」
「禪君がいると楽ですね、助かります。この管狐ですが元々は消えかけた飯綱でした。飯綱についてですが――――……管狐は善、飯綱は悪とすれば理解しやすいかと。そうはいっても、コレは人の命を受けて動くので呼び方に関しては術者や飼い主の性質によって大きく変わることも広く知られています」
へぇ、と頷きつつ視線は可愛いその生き物に惹きつけられたままだ。
こっちを見てプルプルしていたのが、そわそわと落ち着くなく私と須川さんを見比べ始めた。
どうしたんだろ、お腹すいたのかな。
「先ほどコレを少々特殊だと表現したのは、消えかけていた飯綱に実験を兼ねて霊力を流した結果、少々理から外れてしまいまして」
「須川さんそれって大丈夫なんですか」
「私が死ぬと食事である霊力が供給されなくなるので増える心配もないですし、攻撃力が皆無なので情報収集程度にしか使えません。まぁ、問題ないでしょう」
一応、コレにも好みや意志はあるようですね。
そういうや否や、須川さんが小さく何かを呟いた。
「あ。こっち飛んでき―――……へぶっ?!」
「おや、失礼。優君の元へ行きたいと先ほどから鬱陶し……いえ、懇願されたので許可を出しました。痛かったですか?」
「須川さんなんか扱い雑すぎませんか、この子と私の」
キューキュー言いながら私にまとわりつく可愛らしい生き物(?)を靖十郎と撫でまわしながら抗議した。
まぁ、綺麗にスルーされたけど。
「ああ、それから夜間調査は本日から行いません。夜間については、コレに似た様なモノを校内に配置しました。自動警備システムのようなものだと考えて下されば分かりやすいでしょう。もし、異常があれば直ちに私が対応します…―――― 喜ぶべきは、全容が見えたことで依頼者への説明が問題なく出来るようになったことでしょうかねぇ。あとは適切に後始末をすればこの仕事はおしまいです」
「後始末って……もしかして」
「もしかしなくとも一番大事な『お仕事』ですよ。討伐してしまうのは簡単ですから、解呪することにしましょう。対象は良くて一つ、悪くて三つといった所でしょうか」
須川さんの言葉に私は首を傾げる。
対象が葉山寮長と古井神だと思っていたからだ。
他の面々も同じように思ったらしく顔を見合わせたり、考え込むように腕を組んだりとそれぞれらしい反応を示す。
「あの、対象って葉山寮長と古井戸に住んでる古井神だけなんじゃ」
「何故そう思うのですか」
「なぜって……古井神は穢れで汚されて、葉山寮長は『巡り屋』の指示で直接呪いを執行したから解呪しなきゃいけないんですよね? でも、他に解呪する対象なんて」
思い当たるどころか考え付きもしないんですが、と正直に白状するとやれやれと呆れたように溜息をつかれた。
「優君。君は“対象”に遭遇しているでしょう」
「遭遇って……えーと」
「燃やされた桃ノ木も対象に入っている―――……というよりもこちらが大本命です。生徒も古井神も穢れた桃ノ木によって引き込まれたといっても過言ではありません」
須川さんの話だと初めに影響を受けたのは桃ノ木だったという。
井戸の穢れを浄化するという役割を与えられていた木は、植えられてから燃やされるまで役割を全うしていた。
「この木によって井戸の穢れはほぼ取り除かれていた筈です。木には水を浄化する力がありますし、桃ノ木は厄除けの木でもありますからね。ただ、穢れがほぼ消えた井戸とは違い、急激に穢れを取り込んだ木の方は穢れを浄化に短くはない歳月が必要でした」
「穢れを浄化しきる前に燃やされたことで穢れが残った……?」
「ご名答、その通りですよ靖十郎君。燃焼しきって灰になっていれば穢れも木も炎によって浄化されたのでしょうが……炭化したことで定着してしまった」
穢れが蓄積された枯れ木は静かに、けれど確実にその場にあり続けた。
性質が変わったといっても、穢れを微かに取り込み続けて力を蓄えるように大きな爆弾へ変化していく。
「巡り屋は古井神を狙っていたようですが、半端な呪術のお陰で燃やされた桃ノ木は呪樹へと堕ちた。不幸中の幸いは古井神が浄化されていた事ですね。そうでなければ、もっと早急に事態は深刻になっていた筈ですから」
「深刻って……これ以上、ですか」
「ええ、今以上にです。校内に張られた歪な結界は穢れによるものであったり、『巡り屋』によるものであったり、呪術の影響であったりもします。ですが、それだけでなく古井神が意図せずに張ったものもありました」
何を意図して張られたのかまでは、わかりかねますが害意は感じませんでしたよ。
緩く首を振った須川さんを見ていて、ふと脳裏に映像が浮かぶ。
暗闇のなかで淡く輝く白い光を纏ったその生き物は、蛇。
弱り切って微動だにしない蛇は、じっと私を見上げてチロリと先端が二つに分かれた舌を出した。
(―――…体調が悪かった時に見ていた『沢山の感情を押し付けられる』夢は、この古井神のものだったんだ)
唐突に理解してから直ぐにどうして、今まで気づかなかったのかと不思議に思う。
あれらの夢は、まぎれもなく古井神様の救済要請だ。
「須川さん。あの、手が動かなくなった時に私が死ななかった理由ってもしかして、古井神様のお陰だったりしませんか?」
「お陰と表現するのが正しいかどうかはわかりかねますが、侵攻を遅らせていたのは古井神の意向でしょう。消し去るまで行かなかったのは、呪樹となった桃ノ木の力の方が強かったからです」
随分弱っているようですしね、とため息交じりの声。
「どの道、この仕事は古井神、呪樹へ変質した桃ノ木、そして葉山寮長の解呪は必須です」
「なァ。ちょっと気になったんだが『巡り屋』とか言う会社はどうすんだ?」
その問いに須川さんは答えなかった。
圧の強い笑みを浮かべただけで、私たちは聞くことを断念する。
無理だ、須川さん怖すぎる。
笑顔怖いって漫画でよくある表現だと思ってたけど、リアルになると全身が痙攣する勢いで怖い。
「あのっ、解呪方法を知りたいですっ!」
「そっ、そうだな! 俺も聞いてみたいですっ」
慌てて声をかけた私に続く靖十郎。
ほんといい子過ぎる。
私たちの言葉を受けて須川さんは苦笑しながら、頷いた。
「良く聞いてくださいね、必要なもののいくつかは“現地調達”が必要なので」
「げんちちょうたつ……不審な響きですね」
「解呪自体は簡単です。基本的にどの呪いの対処法も同じですからね……まぁ、その種類によって揃えるものや必要になるものが違ってくるので見極めが少々難しいかもしれませんが」
かけられた呪いを解除するには、五行思想を当てはめるのだという。
五行説は、ファンタジー小説とかゲームとかでよく見る『火・水・木・金・土』の五種類の元素を利用した相関図が一番わかりやすいと思う。
火は水に弱くて、みたいなやつ。
「現在、葉山 誠一は入院中ですから後日解呪を行います。ですから、今回は古井神と呪樹の解呪ですね。順序も浸食が浅い古井神からが良いでしょう」
「ええと、古井神は『水』で呪樹は『木』の属性に当てはめる、と」
「その通りです。まぁ、今回は面倒なので力業で行きますから参考にしなくてもいいですよ」
「須川さん……面倒って」
「弱っているとはいっても仮にも神、そして古来から退魔の象徴とされる桃ノ木が対象ですから、失敗すると人間やその他自然物、動物などと比べ物にならない障りが出るのです。そうなれば呪いが完成するよりも酷いことになるので救済は諦めて下さい。力でねじ伏せます」
「諦めてねじ伏せるってすげェな……道具使っても勝てねぇから直接全力でぶん殴るってことかよ」
「その例えもどうなんだ? まぁ、わかりやすいけどさ」
「方法というのを詳しく教えていただきたいのですが」
現実味のなさからか少しだけ肩の力が抜けたらしい封魔と靖十郎の言葉を遮断するような禪の声に私も、葵先生も苦笑する。
葵先生はやっぱり何も言わずにずっと私たちの動向を見守っていた。
「まず、五行の贄を井戸に沈め、神抜きの経と浄化経を唱えながら呪樹となった桃ノ木を燃やします。燃やし尽くした木の灰に、お神酒をかけてから灰を三掴みした分井戸へ。そのまま井戸に木の種を混ぜた土を投下します」
「………肉体労働凄くないですか」
「力業ですから」
ニッコリ笑顔の須川さんに多くは言うまいと愛想笑いを浮かべて返事を返す。
少し語尾が震えてしまったのは逃してほしい。
「最後に、大祓いの祝詞を唱えて―――…古井神と桃ノ木に代わる者を立てます」
手順に人手は必要ですが簡単でしょう?
そう麗しく微笑みながら足を組み直し笑顔を浮かべた上司に私は対抗する術を持って居ないことを改めて悔やんだ。
「代わる者を立てる、というのはどういうことですか。まさか生徒を生贄にするつもりではないですよね」
此処で初めて口を開いたのは葵先生だった。
物騒に分類できる類の視線を隠すことなく須川さんに向けている。
けれど当の本人は微かに口角を上げてその視線を受け流した。
「アテはありますし、実はもう接触し了承も得ています。ああ、白石先生の力を借りずとも問題なく処理できますので、協力していただけなくとも問題ありません―――…どのみち、これが終われば学校側に報告してこの依頼は終了ですからね。私たちは帰ったらすぐに次の祀りの準備がありますので、近日中に片を付けます。こういうのはスピード勝負なので」
にっこりと言い切った須川さんは話はもう終わりだという様に腰を上げて、ああ、と思い出したように振り向いた。
彼の数歩先にはドアの出入り口。
半身のみをこちらへ向けた彼は口元に人差し指を当てて高校生組と葵先生を見て笑った。
「そうそう、解呪に伴う作業に関してですが皆さん協力お願いしますね。禪君は『浄化経』を頼みます。靖十郎君は種を混ぜた土の投下、封魔君は木に火をつける係、集まる穢れや霊の排除、そして灰に御神酒をかけて井戸へ投下するのは白石先生が担当してください」
「………待ってください、須川先生。俺は戦えませんよ」
「知っています。戦うのは出来なくても殴ること位できるでしょう? 優君は集まってくる穢れや霊の排除と最後の『大祓いの祝詞』を頼みます。君たちの保護者には許可を得ていますし、無事に終えることができれば全員にバイト代を出します」
「ちなみに幾らくれるんすかねェ?」
須川さんは封魔に対してピッと三本の指を立てて悪い笑みを浮かべる。
「三万で如何です? まぁ、手順自体は簡単ですし、してはいけない行為に関しては後でリストにしてお渡ししますから危険も少ないですよ。前提条件として白石先生と優君が頑張れば、ですけどね。そうそう、皆さん準備の段階から手伝いを頼むことになりますのでそのつもりで」
「さしずめ、俺は校長と教頭辺りに要請済といったところですか」
「快く協力の許可をいただきましたから頑張って働いてくださいね。ああ、嫌なら断わってくださっても構いません。優君の負担が少し増えるだけですし」
「―――…いつか刺されても知りませんよ、須川 “先生” 」
「おや、それは怖い。十分に気を付けますね」
小さく舌打ちをした葵先生の言葉に須川さんは満足したらしくそのままドアノブに手をかけて押し開いた。
そして、私たちをチラリと一瞥して『明日の放課後に“例の部屋”へ。供物の準備に関することなどをお話します』と禪と私に向けて一言いい、爽やかに就寝の挨拶をして部屋を後にした。
「なんか……須川センセーと働いてる優を尊敬していいのか同情したらいいのかわかんなくなったわ、俺」
「根回しの速度が速すぎて怖ェ。優、お前マジで良く働けんな」
「あ、あははは。給料も待遇も凄くいいからね。ちょっと癖はあるけど、悪い人じゃないよ。性質が悪い人ではあるけど」
「………部屋に帰れ。僕は寝る」
「あー、俺もちょっと疲れたからさっさと戻るわ。封魔も靖十郎も帰るぞ」
葵先生の声と立ち上がる動作で靖十郎と封魔もそれぞれ立ち上がり部屋から出ていく。
三人を見送ってから、私は須川さんの話を忘れないうちにメモしていく。
「まだ何かするのか」
「あ、ごめん。禪は先に寝てていいよ。情報をまとめようと思って……私さ、自分の言葉とかでまとめないとイマイチ理解できないんだよね。出来るだけ直ぐに終わらせるから卓上ライトだけ少しつけさせてくれないかな」
「構わない。ああ、それと性別を知っているのは僕と封魔、清水だけなんだ。言葉遣いに気をつけろ」
「そういえばそうだっけ。ごめん、須川さんがいるとどうも安心感で気が緩んじゃうんだよね……気を付ける」
「信頼してるんだな」
「そりゃー上司だしね。なんだかんだで危ない時は助けてくれるんだよ。危ない経験も酷い目にあわされたこともあるけど、何でか居心地いいから困る」
「居心地? それはどういう」
椅子に座っていた私は不自然に途切れた禪の言葉に違和感を覚え、振り返る。
そこには布団にもぐりこむ動作を停止しこちらへ視線を向けている禪がいた。
眼鏡がないとちょっと幼く見えた。
「どうもこうも須川さんが近くにいる状態か『正し屋』で寝ると悪夢を見なくて済むんだよね。金縛りにもあわないし、心臓に悪い幽霊とかも出ないし……あ、お客さんに憑いてくることはあるよ。あと、預かり物の呪物と一緒に寝ると流石に金縛りとか悪夢見たりはするけどそれに注意さえすれば毎日熟睡できるんだ」
「会社に泊まり込むこともあるのか」
「あれ、言ってなかったっけ。私住み込みで働いてるんだ。一階に事務所と生活スペースがあって二階が自室って感じになってるんだけど……興味あるならそのうち遊びに来る? ほら、夏休みとか縁町見て回るのも楽しいしさ。何なら毎月ある祭りに合わせてもいいし、泊るのは民宿になりそうだけど民宿なら連泊でもホテルより安いしね」
「………同棲か?」
「どっちかっていうと同居じゃない? 若しくは下宿」
同棲って恋愛感情的なの絡まないと成立しないでしょ、といえば禪の目が大きく見開かれた。
「恋愛感情はないのか」
「須川さんは確かに色々と常識疑う美形だとおもうよ? 目の保養にはもってこいだし声もいいし、結婚考えるにしたって物腰は柔らかいし、家事も普通にしてくれるし、仕事は怪しいけどお金持ちだし、将来安泰の有望株なのは間違いないけど」
「何か重大な欠陥でも?」
意外にも食い下がってくる禪を不思議に思いつつ、完全に禪に向き直る形で座りなおす。
禪も上半身を起こした状態で話を聞く姿勢を作っていた。
まさか禪に恋愛事情的なものを聴かれるとは思わなかったなーと思いつつ口を開く。
「顔面偏差値のお陰でそういう感情が微塵もわかないっていうのが正直な所かな」
欠陥と表現する辺りが禪らしいと苦笑しながら告げると、微かに眉をひそめて彼は首を傾げた。
こういう表情は結構珍しい。
「顔面偏差値……?」
「そ。まぁ、わかりやすく言えば『人類の宝みたいなイケメン』と『そうでない普通の人』の差っていうのかな。なんていうかね、イケメンは無条件に信用したら駄目なんだよ、禪。君もイケメンの部類だけど、人の心を弄ぶのはダメだよ。あと二股とか分かりやすい地獄への入場門だからね? 別れる時はしっかり別れること」
「なんだか妙に重みがあるんだが」
「これでも色々見てきてるしね。さ、早く寝たらいいよ。私も色々まとめたら寝るからさ」
おやすみ、と手を振って背を向けると数秒後に小さなため息と衣擦れの音が聞こえた。
静かな部屋の中に響く時計が時間を刻む音。
私は机に手製の見取り図と報告書、そしてメモ書き用のノートを広げた。
愛用している黄緑色のシャープペンでノートに聞いた事や思い出したことを書いていく。
支離滅裂で文章というより単語を書き連ねていくうちに少しずつ気持ちが落ち着いていくのが分かった。
この日、私は一時間ほどノートや地図と向かい合って須川さんの話した内容と、自分の経験を照らし合わせる作業をして眠りについた。
(今日一番の衝撃は、禪の口から同棲って言葉が出たことと若干恋愛色を帯びた発言が出たことだね。殆ど無表情で生真面目だとはいっても、やっぱ年頃だったんだなぁ)
寝る間際に考えたのは怪異とはまるで関係ない事だったけど、この位は許してほしい。
何せ怒涛の展開だったしねー……脳みそパンクしそうだもん。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
誤字脱字変換ミス、怪文章(元の文章を消し忘れて、とかよくあるんです)を発見したらすぐに直しますので、ハイ。
次回も読んでいただけると嬉しいです!