表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正し屋本舗へおいでなさい 【改稿版】  作者: ちゅるぎ
第三章 男子校潜入!男装するのも仕事のうち
76/112

【結果と目標】

遅くなりました。

シリアスとどうしようもない話が混じって混沌としてしまいました…どういうことなの。

次は調査に取り掛かっているはずですので、説明文が多くなるんじゃないかなーなんて思っていますがどうなることやら。




 だれの、記憶なんだろう。



不鮮明で、揺らめくその映像を眺めながらそんなことを考えた。

しっかりと“立っている”感覚があるのに目に飛び込んでくるものは現実味を欠いているから、今自分が起きているのか眠っているのかもわからないなぁ、なんて漠然とした考えが思い浮かんだ。



(うーん?誰か一人の記憶って感じじゃなさそうだよね、コレ。私の記憶でもないし)


びっしりと、それこそ上下左右関係なく一面に広がる映像を眺める。

広がる映像はどれも水中の中で見ているように揺らめいていて所々見えにくいけれど、時代が違うのは出てくる人の服装や髪形なんかでなんとなくわかった。


 夢の中にいるっていう確信も確証もないけれど、こういう体験は割と“役立つ”ことが多いから少しでも覚えていられるようにじぃっと映像を眺め、覚えようと努力をすることにした。



(登場人物が大体学ランっていうのは共通してる……から、ここは違う所を探した方がいいのかも。映像の色でいえば、やっぱり変なのは白黒映像だよね。これだけに着物を着てる人が映ってる。あと、気になるのは殆どが学校っぽい背景なのに白黒のは……学校が建つ前、って感じ。っていって建物自体が映ってないから何とも言えないけど)



木造なのかコンクリート造りなのかが分かればいいのに、とか学校が建つ前にさかのぼって調べなきゃ駄目ってことかな、なんて考えつつ白黒の写真を注視していると妙なことに改めて気づいた。


 物が、景色が、全てが、妙に大きい。


ううん、正確に言えば視点が明らかに低いんだ。

まるで地面を這っているか、倒れ込んでいるような下から上を見上げるアングルで映像が続いている。


 白黒の映像には真っ黒のズボンと着物の裾が見えた。

どれも膝下位からしか見えないから、顔は見えないし性別もはっきりとは分からない。



(でも、多分男と女だよね。着物の柄は女物っぽいし)



暫くすると着物の裾は見えなくなって黒いズボンだけがその場に残り、やがてその黒いズボンの人物も映像から消えて。


そして、突然映像が大きくぶれたかと思えば唐突に途切れる。

途切れてからはまた最初から同じ映像が流れては途切れ、その繰り返し。


 他の映像も見たけれど、そこでわかったのはどうやらどれも七つ不思議がある場所の映像だということくらい。

ノイズというか歪みや色彩、輪郭がしっかりしているのは最近のものなんだろう。

靴や服、小物なんかで見覚えがあるから。



(そ、っか。これ、死ぬ直前の目線なんだ)




屋上から飛び降りたと思われる生徒視点の映像は、急速に近づいていく歪んだ地面。


プールで溺れ死んだ生徒が見たと思われる映像は、手が届きそうで届かない歪んだ太陽ひかり


首を吊った生徒が最後に見ていた映像は、ゆらゆらと左右に揺れるガランとした校舎。


花壇に埋められて死んでいた生徒が見ていたのは顔ギリギリまで掛けられる湿った土と煉瓦と手入れのされていない中庭。


徐々に閉じられていく分厚く冷たい鉄の“窓”…―――


薄汚れた薄い金属製のドアを叩く自分の手…――――



嫌だ、とか怖いとか麻痺した冷たく重たい心に滲むのは私じゃない、誰かの“怒り”“憎悪”“恐怖”“憤り”“後悔”あとは、鬱屈した表現しがたい私が一度も経験したことのない情熱にも似た感情。

 圧倒的なそれらが遠慮なく私の中に入ってこようとするのを成す術もなく呆然と全身で感じていた。



(これは、本格的にヤバいかも)



何がヤバいって、自分の感情や思考が薄れて、混ざって、霞んでいく。


足元どころか根本から自分が消えていく感覚は転げまわって許しを請いたくなるくらいには怖い。


余裕めいた言葉が思い浮かぶけれど、余裕なんて微塵もなくって、あるのは恐怖とかなんかよく分からない感情。


 じわっと突然目の前の映像が大きくぼやけて、揺れて、ねじ曲がって、混ざっていく。


崩れていくのは歪んだ視界に移る映像たち。


 ボロボロと瘡蓋が、ペンキが剥がれる様に様々な場所から欠片が落ちるように消え始めた。

崩落していく映像の欠片たちを眺めていると、どこからともなく光を帯びた風が吹き込んでくる。


 その風が追い風になったのか、更に崩壊は進んで行くのをただ、眺める。

ガラガラーっという音でも聞こえそうな位に壊れていく映像に見入っていると声が辺りに響いた。



『――― 目が覚めたら、説教だからな……優』



温かみのある凪いだ声。


禪らしからぬ感情を乗せた声に驚く間もなく、私の意識が少しずつ霞んで四散していく。

この時にはもう渦巻いていた冷たくて暗くて重たい感情は完全にない。



代わりに真逆の感覚が湧き上がって、温かさと明るさと軽い感覚に満たされて恐怖の“き”の字も浮かばなかった。




◆◇◇




 息を思い切り吐き出す感覚で目が覚めた。



まるで今まで息をしてなかったような息苦しさと冷や汗にまみれた倦怠感だらけの体に戸惑いながら、何の変哲もない白い天井をただ見つめる。


 短く息を吐き出す自分の声だけが響いて、耳元では自分のものらしい凄まじい鼓動の音が微かな振動を伴って鳴っているようだった。



「――……あ、れ…?」



掠れてはいるものの、声は出た。


口の中どころか喉も乾ききっていて水を求めて体を起こさなきゃ、と考えた瞬間に体の上が妙に重たいような気がする。

 なんだろう、と不思議に思って視線を天井から自分の体へ向けると真っ先に目に飛び込んできたのは、目に毒としか言いようのない綺麗な寝顔。



「うわぁああ?!え、ちょ、禪ぃっ!?」



反射的に体を起こしてベッドから転がり落ちる様に床に尻餅をついた私は此処で初めて部屋の中の違和感と禪が普段と違うことに気付いた。

 部屋の中には見慣れないけれど馴染のある道具が設置されている。



「お札にしめ縄…簡易祭壇…だよね。榊と数珠、憑代…?禪、なんで狩衣着て……?!え、腕どころか指も動く!?なんで?全然動かなかったのに」



ベッドに突っ伏すように目を閉じている禪は儀式でよく身に着ける狩衣を着ていた。


 驚いたものの咄嗟に霊視したけど、どこにも穢れはなかったので一安心。

ついでに自分の左腕を視た所で体に纏わりついていた赤黒い靄はなくなっていて、違和感も綺麗さっぱり消えている。

 室内の状況と体に起きた変化を結びつけることは簡単で何があったのかは聞かなくても分かった。




「禪が助けてくれたんだ」



 本当は、私が助けなきゃいけないのに。


じっとベッドに突っ伏している禪の顔色はあまりよくなくて、疲れが滲んでいるように見えて申し訳なさと自己嫌悪に視界が少しだけ滲む。



「…ごめん、なさい…禪。後は、あとは私が頑張るから、だからゆっくり休んで」



ぐったりとしている禪をどうにかベッドに寝かせて、後片付けをした。



 使われた道具を目につかない場所にまとめて収納した所で窓から朝日が差し込んでいることにようやく気付く。

カーテンを開けて朝日を室内に入れ、部屋の空気を入れ替える。

 朝特有の爽やかな風が室内に流れ込んできて私は思わず目を細めた。



「金曜日だから授業はあるけど休むとして、まずは夢で見たことから調べてみよう」



できること、しなきゃいけない事が次々と浮かんでくる。

 どうして今まで気づかなかったんだろうって位に次々と。



「まずは、学校の歴史、学校が建つ前の記録を探して、その後は亡くなった人の情報を時系列に並べる。その上え共通点を探して……見当がついてから、井戸の調査かな」



明るい時間帯にしてしまいたいことを机の引き出しに仕舞った調査用のノートに書きだしていく。

私が考えられる出来ることと言えばこのくらいだ。



「ネットと資料を駆使すれば何とか…学校が終わるまでにまとめないと。確か資料室の所に学校の資料とパソコンがあった筈」



使ってもいいのかどうかはこれから葵先生に聞けばいいだろうと判断して、シロを喚び出した。


 ん、だけど……―――


呼び出したシロと共に何故か禪の式である水虎も私の目の前に現れた。

まさか出て来るとは思わなかったので驚いていると頭の上からチュンの機嫌良さそうな囀りまで聞こえてくる。



「ええっと……私ここを離れるんだけど、禪のこと見ててほしいんだよね。頼んでも、いいかな?」



シロとチュンの返事と共に水虎のアオイくんも首を縦に振った。

 ふさふさの白い尾を振りながら私の足元を三回廻って、私の左手を舐めたシロは禪の頭側のベッド下で待機の姿勢を取る。

チュンは私の肩に降りて数回ぐりぐりとふわふわの頭を押し付けた後、シロの頭の上に停まりキョロキョロと周囲を見回していた。

微笑ましくも頼りがいのある姿にふっと口元が緩んだ。


 可愛いんだよね、私の式って。

パッと見、でっかい真っ白な柴犬と雀だもん。


 水虎のアオイくんは禪が眠っている足元のベッド下で丸くなっていた。



「―――……ごめんなさい、アオイくん。君のご主人様を巻き込んでしまって、こんな風に無理までさせて」



自己満足でしかないとわかっていても謝らずにはいられなかった。

 膝をついて頭を下げる。

禪が起きたら同じように謝るつもりだけれど、式であるアオイくんにも迷惑をかけたことは分かっているから。



「どんな方法で助けてくれたのかは分からないけど、禪が起きたらちゃんと禪にも謝罪させて欲しい。次からは……私一人で調査をするから安心して」



返事が返ってくるとは思わなかったけれど少しでも伝わればいいと思って頭を下げているとのそり、と目の前の気配が動いた。

 驚いて顔を上げると美しい金の双眸が私を覗き込んでいて。

思わず仰け反ると金は細められ、べろり、と生暖かくざらりとした大きなものが顔面を数度舐めあげた。



「許して、くれるの…?」



思わず出た言葉は自分勝手なものだったのに、アオイくんはグルグルと喉を鳴らして私の体をぐるりと一周周り、そのまま何もなかったかのように丸くなった。


 緩くなった涙腺が崩壊しそうになるのを堪えて、私は立ち上がる。

時計を見ると五時になったばかりだった。



「―――…葵先生、寝てるかな」



だとしても、だ。

お疲れだと思う葵先生には申し訳ないけれど禪の体調が第一だろう、と思い直して部屋を出た。


 廊下に出ても人気はなく、生徒が起きている気配もない。

朝日が差し込む天窓のお蔭でキラキラと輝く廊下を裸足で駆ける。

部屋のドアを閉めたあたりで靴を履いてないことにいづいたけれど、時間が惜しい。


 音を立てないよう極力注意しながら真っ直ぐに葵先生がいる医務室へたどり着いた時には息が上がっていたけど、何とか整えてノックをする。


 コンコンという乾いた音が響いて、数秒。

何の気配も感じなかったのでもう一度ノックをしてみるけれど、やっぱり人は出てこない。



「やっぱり、まだ寝てるよね」



小さく息を吐いてドアノブに手を掛けると小さな金属音と共にドアが開いた。


 そっとドアを開けていくと鼻を擽る消毒液と薬品の匂い。

真っ白な医務室に葵先生の姿は当然のように無かったので、私は衝立で隠されたもう一枚のドアの前に立ってノックをした。


 思っていたより大きな音がしたな、なんて思いながら反応を窺っていると気怠そうな彼の声が聞こえてくる。



「あー…?誰だ、こんな朝早くに」



ドア一枚を隔てているからかくぐもって聞こえる声と足音が聞こえたかと思えばやや乱暴にそれが開き放たれた。


 その勢いに驚いてパッと顔を上げると半目で眠そうに頭を掻く、上半身裸でパンツ一丁の葵先生と目があった。




「……お、おはようございます。すいません、こんな朝はや」


「っ~~!!!三分!三分で行くから!ちょっと待ってて!」




咄嗟に出た言葉を遮る様に葵先生が叫んで、バタンッとすごい音を立ててドアが閉まった。

 シーンと静まり返る医務室とドアの向こうの私室から聞こえるドタバタという騒々しい物音のギャップに固まっていると三分も経たないうちに葵先生が飛び出してきた。



「いつもはもっとしゃんと寝間着とか着てるんやけど、最近クーラーの調子悪くって…!ほんで何の用かな!?」



慌ててズボンと上着、白衣を羽織っただけの葵先生の髪は盛大に跳ねていて、よく見ると顔にはちょっとだけ伸びた髭があった。

 寝起きの男の人をこんなに近くで見たことがないから何とも言えないけど、やっぱ髭あるんだね。

あと、口調が崩れてるのは寝起きだからかな。




(須川さんの寝起きに遭遇したことないから知らなかったけど、やっぱ男の人って髭生えるんだなぁ)



妙に感心しつつ、ここに来た理由を説明する為口を開いた。



「禪を診て欲しいんです。たぶん疲れて眠っているだけだとは思うんですけど、念の為に」


「―――…禪、というと生徒会長か。わかった、先に戻っていてくれ。俺は必要なものを持って部屋に行くから。あまりこんな時間にうろついてるのを見られない方が良い」



はい、と首を縦に振ってから踵を返し、ルームメイトの元へ急ぐ。


 部屋に戻って数分後には葵先生が来てくれて私のベッドで眠る禪を診てくれた。

バイタルチェックの後にじっと全身に視線を巡らせている姿を見て一瞬違和感を覚えたけれど、正座して診断結果を待つ。



「敢えて言うなら過労、かな。一応目覚めたら病院へ連れて行くけど生体機能に異常はないだろうね。精神的なものについては本人と会話しない事には何もわからないけど、靖十郎みたいな精密検査はしなくてもいい。病院行くついでに栄養剤当たり点滴かな。色々と疲れているみたいだし」


「よか、ったぁ~……よくないけど、良かった…!」



思わず正座したまま蹲ると頭をポンポンと大きな手で撫でられる。

 一定のリズムで、程よい温度と慰める様なリズムにほうっと息を吐けば上から慈しむ様な、労わるような美声が降り注いできた。



「全部を話せとは言わないし、言えないけど……優ちゃんが頑張っていることだけは分かってるつもりだよ。それは、多分生徒会長も同じだ。だからこそ、無茶もしたんじゃないかな」


「ッ……でも」


「彼の想いは彼だけのものだから、それについて君がどう思おうと結果は変わらない。目を覚ましたらすぐ伝えるから、笑って“ありがとう”って言えば彼は満足だと思うよ。それでも足りなければ、そうだな……彼がしてくれたことに報いるような結果を出すのが一番だと俺は思う」


「結果を、だす」


「そう。でも、無茶だけはしないで欲しい。優ちゃんが無茶をすることだけは彼も俺も、皆が望んではいない。できないことや苦手なことは得意な奴に頼っていいんだ」



何もかも見透かされているような感覚には未だに慣れないけれど、葵先生は時々須川さんみたいだと思う。

 朝日を受けてキラキラと輝く玉蜀黍色の髪が眩しくて目を細めると、くしゃりと笑った。



「何かあったら俺も手を貸すから、思う存分やっていいんだ。愚痴も弱音も俺が全部聞くしフォローもするから」




裏のないイケメンの笑顔を間近で目撃してしまった私の体からざっと音を立てて血液が引いていくのが分かった。


 本当なら赤くなるのが正しい反応なんだろうけど……須川さんで鍛えられているからか真っ先に体が畏れをなしてプルプル震え始める。



「って、何で青褪めてるの?!ってか、どうしてジリジリ俺から距離を…?!」


「なんでもないですほんとごめんなさい。ちょっとした条件反射なので気にしないでください素直にイケメンの優しい言葉を信じちゃ駄目だって骨の髄まで叩き込まれて脊髄反射で拒絶反応が出るだけなんです葵先生悪くないけど顔の造形がいい男は信用しちゃ駄目だって友達からも叩き込まれて上司で実体験してるのでこればっかりは勘弁してくださいキラキラスマイル怖い」


「………」



絶句してる葵先生から十分距離を取った所で、確認しようと思っていたことを想いだして、パソコンの使用とか禪が生徒会の仕事をするための部屋として使っている執務室についてあれこれ質問したんだけど、なんか帰ってくるのは気のない返事ばっかりだった。


 まぁ、最後には普段通りの笑顔で気にせずに執務室を使ってくれ、って言われたけどね。


校長先生とかには話しておいてくれるらしいし、今日の授業は私も禪も体調不良ってことで届を出しておいてくれるって。



「葵先生って便利ですね!」


「うん、まぁ……このくらいは当たり前っていうか便利って女の子にいわれたの初めてだわ、俺」


「あ。いい方が悪かったですか?!要は、その葵先生みたいに気が利くとこっちがすることなくて楽ですねって言いたいんです!なんか、物腰もスマートで有名どころの敏腕ホストみたい!転職したら指名バンバン入ってお金がっぽがっぽですよ!」


「優ちゃん、わかった。なんとなく言いたいことは伝わってくるから口閉じていいよ」


「こ、これでも駄目ですか?!ええと、ええと……あ!無精ひげとか生やしててもイケメン度は下がらなくてお腹に贅肉ついてないしパンツの柄も可愛くていいと思います!」


「……髭剃ってくる。あと、頼むから土下座でも何でもするから朝の醜態は忘れてくれないかな。パンツの柄も」



がっくりと項垂れてよろよろと部屋を出て行った葵先生の背中を見送ったけど、何がいけなかったんだろう。

やっぱり葵先生ってよく分からない。



「……いっちゃった。どこでパンツ買ったのか聞こうと思ったのに」



とりあえず、執務室で資料集めから始めることにした。



(念の為に新しいUSBメモリ持ってきてよかった。ネットの資料コピペするならこっちの方が早いもんね。真偽は別として、情報は片っ端から集めて、禪も須川さんも驚くくらい成果を上げなきゃ)



頑張ろう、と気合を入れなおす為に両頬を叩いて、私は沢山の資料が収められている禪の執務室へ足を向けた。




 ここまで読んでくださってありがとうございます!

できるだけ次の話も早めにあげられたらとは思います。うう、早く終わらせてすっきりしたい…!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ