2、プロット作成
1では、疑問形式で物語の大まかな ストーリーを作り上げる方法をお話しました
この段階ではまだ 物語の骨組みを作ったとしか言えません
質問しつくして、疑問に思うところがなくなった さあ書くぞ! なんてしようとしていませんか?
この状態でもう書ける!と思ったあなた、 今までその状態で書いていたのなら 今日から辞めてください
骨組みができたら、次は 肉付けをしなければいけません
この肉付けをする作業が いわゆるあらすじと呼ばれるものです
あらすじはどの段階でも書けます 小説を既に書きだした今からでも大丈夫です
今書いている途中のものがあっても 今日から書きましょう!
なぜあらすじを作らなければいけないのか?
大まかに物語を最初から最後まで考えたのなら そこからぶれないように 話を繋げていけばいいんじゃないの?
恐らくあなたは そう思ったことでしょう
私も最初は思いました
話がぶれなければ 細かいことは勢いで書いていけーと していた時期もありました 小説書き始めの恥ずかしい時期です・・・
しかし物語の大筋を決めて いざ勢いで書き始めてしてしまうと・・・
あれ? こんな展開にするはずじゃなかったのに
あのシーンに こういう展開入れたかったのに 入れる場所なくなってしまった
伏線貼りたいのにどこに貼ればいいのか・・・
こんなことに 陥ったことないですか?
そういう悩みが出てきてしまうのは 大筋しか決めておらず、各シーンで何を書くか どんな要素を取り入れるかを決めていないからです
つまり、 初めにどのシーンにどんな要素を書くか 詳しく決めておけば
伏線を張ることも、 シーンの順番を入れ替えることも
入れたかったものを逃すことなく入れることもでき
ます
そして勢いに任せて展開が変わってしまうことも 防げます!
あらすじは 粗い筋
つまり大まかな筋を決めるということですが
それはあくまで描写など 小説を書く上で必要なものを省いた 大まかな物語を書くということであり
物語の内容を 荒く決めろということではありません!
またここでいうあらすじは 本の背表紙に書いている
~とは? 一体どうなる!
というようなものでもありません
おさらいしましょう
・あらすじの役割
→小説の大筋をあらかじめ決め、違う展開に陥ること
を防ぐ
自分がこれからどんな物語を書くのか、細部まで知り
つくし、後は小説的文章で書くことに専念できる
・あらすじを書く利点
→物語を書いている途中で、矛盾が出て来ることを防
ぐ
細かい設定を先に考えられるので、世界観や登場人物
がどんなものか、読者にしっかりと伝えられるように
なる