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第2話 地獄の門(後)

第2話 地獄の門(後)


門をくぐるとそこには、とてもあの殺風景の中にある学園とは思えない程、普通な学園姿があった。その姿は、殺風景を見た後だったせいか、とてつもなく綺麗に見えた。

「そんなにこの学園の姿が不思議かね」

思わず縦に首を振ってしまった。そのくらい自然な動きをしてしまうくらいに、不思議だった。ましてや、本当にここは現界と呼ばれるところなのか、天国と呼ばれるところなのか、地獄と呼ばれるところなのか、それとも、別世界なのかと思うほど不思議でかつ、曖昧なところにいるということはわかる。いや。逆に言え言えばこれしかわからなかった。

「まぁ、仕方あるまい。銅像の私が喋ってるくらいだ。そりゃあ、不思議に思えるわな。私も逆の立場だったらそうなる。必ずそうなる。うんうん」少し微笑みを感じるくらい銅像の表情が緩んでいた。

「質問いいですか。閻魔様」

「構わないぞヘアピン。2人も何かあったら質問しろよな。情報は時には牙をむくが、大体の場合お前たちを救ってくれるからな」その銅像は再び顔の表情を緩くした。

「てか、ヘアピンはやめてください。名前は・・・」

その時であった。僕たちは驚いた。かき消された言葉とともに、何か禍々しくて神々しいものを見てしまった気がした。

今回もお付き合いしていただきありがとうございます。作者の神矢です。今回はGWが終わり、今日から勤務先に行った人もいるのではないでしょうか。そんなわけで交通機関の満員電車について少し雑談をしたいと思います。私も満員電車に揺られて勤務先に行くのですが、乗る駅が通勤ラッシュと帰宅ラッシュが激しい駅の前なので本当にぎゅうぎゅう詰の状態で電車に乗る日々が続いています。そんな時に、残酷さの中に優しさが輝く瞬間がありました。それは、ぎゅうぎゅうの中にわずかな隙間を作ってくれて乗る部分を広くしてくれた人がいました。憂鬱な朝も優しさでようやく心の中に日差しがさしたような気がしました。読者の方もそんな日常の中に潜む優しさを探してみてはいかがでしょうか。

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