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デ・コッキングレバー

作者: 雪つむじ

それはね。

振り上げた拳を、静かに下す、ということ。

とっても、とっても、難しい。

だって、そうでしょう?


いつだって、戦えるんだ。

いつだって、戦っているんだ。

そうやって、手を握り締めて。

挑発している自分を見つめて。


冷静になれって。

今は、その時じゃないって。

恥ずかしいことだったって。


そう考えて、初めて。

そのレバーが、引けるんだ。


一度、下した手は、その前ではふり上げることはできないよ?

だから、よく考えてね。

そのレバーに、親指をかけて。

ねぇ、そんな話よく聞くから。

部品で言ってみた。


ありがとうございました。

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