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とある屋敷の執事と坊ちゃん

作者: 久路間左京

ここは、とある時代のとある国のとある屋敷。


「なあ、執事」


「何でしょう坊ちゃん」


「普通、屋敷ものや執事ものの作品といったらこの豪邸の主がツインテールのツンデレ女の子で不幸な執事がそれに振り回される日常だったり、逆に主が男だったら執事じゃなくある意味不幸なメイドさんの姉妹をいじめたり逆に殺されかけたりするとかの面白おかしい日常とかを話にするのが常識じゃないのか?」


「あまり細かく触れると下手をすれば著作権などに引っかかりますよ?」


「たぶん大丈夫だ。大体の内容は出ても、作品の名前などは出してはいない」


「ハ○テのご○く!。これ○○のご○人様、などですか?」


「・・・執事、お前は俺を犯罪者にしたいのか?」


「いいえ、なるのはこのような小説を書いている作者です」


「そうか、ならいい」


「そうです坊ちゃん」


「話を戻すぞ。この話に足りないものは何だと思う?執事?」


「人手ですか?」


「近いが違う」


「では、このような話を手がけている作者の脳みそでしょうか?」


「ある意味正解だが少し違う。足りないものそれは『女の子』。主人公が俺だから、いわゆる『ヒロイン』だ」


「・・・・・・」


「そう、ヒロインがいない。読者だってこんな男たちのどうでもいい会話なんて聞いていて面白ろくないと思うんだ」


「・・・・・・」


「この手の作品で面白いといえば、やはりどたばたのラブコメだ。さっき軽く著作権に引っかかりそうになった作品もやはりヒロインが存在するラブコメだ。俺がほかに見た小説の先生方の上位の作品も大抵ラブコメだった」


「どこで見たのですか?それらの作品を?」


「自室のPC。『小説○に○ろう』というサイトだ」


「この時代にパーソナルコンピュータなるものが存在してよろしいのですか?」


「かまわん。コメディーだ。多少の無理は許される。それに言うなら脳みその足りない作者に言ってくれ」


「かしこまりました」


「とにかくだ。このサイトのコメディー部門、上位の作品のほとんどがラブコメだ。そして面白い。特に、荒らしなどがあったが1位の作品はとても面白かった。何でも、評価した人の中にさくらがいたそうだ。面白かったがそれだけに残念だった。まあ、実際さくらがいたかどうかもわからないがな」


「是○先生に怒られるのでは?」


「すみませんでした。少々調子に乗っていました」


「許されるのでしょうか?」


「神のみぞ知るところだ」


「左様でございますか」


「左様だ。また話がずれたな。悪い癖だ。直す気はないがな。で、何が言いたいかと言うとだな、やはりヒロイン、運命的な女の子が、将来の伴侶となりうる人物などがいないと面白くないと思うのだ」


「・・・・・・」


「執事?」


「坊ちゃん」


「なんだ?」


「私、結婚しておりまして妻と子供がおります」


「初耳だな。お前年は25であったか?」


「はい、同い年の奥さんです。いわゆる幼馴染というやつです。昔はよく喧嘩などをしておりました」


「お前が喧嘩などするところなど想像できんな。いつもつかみどころがないお前が」


「坊ちゃんほどではありませんよ」


「褒めているのか?それともけなしているのか?」


「どちらかというと後者です」


「ふむ、それはさておき話を進めようか」


「はい。それで坊ちゃん。この作品の題名をご存知ですか?」


「たしか、『とある屋敷の執事と坊ちゃん』、だったな。なんのひねりもないタイトルだ作者のそこの浅さが見える」


「はい。ですが坊ちゃん、気付いたことはありませんか?」


「?」


「タイトルです。『とある屋敷の執事と坊ちゃん』。『執事と坊ちゃん』」


「ふむ、そっちのほうが言いやすいからな」


「それだけではございません」


「?」


「実はこれは私が主人公の話なのです。ですから私の名が先に来ているのです」


「・・・・・・」


「先ほど申した通り、私既婚者でございます。しかも相手は昔よく喧嘩したはずの幼馴染。王道です」


「・・・・・・」


「ですから坊ちゃん、これはヒロインは出ていないだけで実在するのですよ」


「・・・・・・」


「ですが気にすることはありません。坊ちゃんはまだ16ですし私から見てもルックスはかなりいい。性格はアレですが、引かれるような性格ではありません。そのうち坊ちゃんにも出会いがありますよ。かの有名な配管工の兄弟の緑色の弟のように」


「例えが嫌だし、また著作権に引っかかりそうなことを」


「つかまるのは作者ですが?」











これは主人公じゃないけど、とある屋敷の若い主の少し悲しいお話・・・・・・・

始めましての方、始めまして。

お久しぶりの方、お久しぶりです。

約3ヶ月ぶりの下手をしたらつかまりそうな左京です。


第3作目を投稿させていただきました。


最近は小説ではなくネトゲーをずっとやっておりました。しばらく放置していたら、第一作目の作品がアクセス5000を回っておりました。

う〜ん・・・。

あのような駄作を見ていただいた方ありがとうございました。


ちなみに2作目は削除しました。あしからず。


今後もネトゲーをやっていくつもりですが、もし読者の方で私を見かけたら声をかけてみてください。挨拶を返すかもしれません。

名前は『久路間』です。


さて、話がずれました。悪い癖です。直す気はありませんが・・・・


読んでくださった方、面倒でなければ評価や感想をしていただければとてもうれしく思います。よろしくお願いします。


では、またいつの日か


以上、相変わらず後書きが長い久路間左京でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 元ネタがわかるだけに肩をふるわせながら読みました! 題名にそんな秘密があったとは…!! オチがいいですね!!! ガンバレ、坊っちゃん。
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