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春の夜に溶ける

作者: 岡山冬舟
掲載日:2022/03/24


 春の日、街のはずれの花畑。「私はね、お花屋さんになるの」と彼女は言った。彼女が花を見る目は優しくて、私が花の名を尋ねると楽しそうに教えてくれたものだから、真実彼女は花が好きだったのだろう。


 その夜、彼女は家を出た。私がなぜわざわざ夜なんかに行くのかと聞いても、彼女は私の頭を撫でるだけだった。寂しそうで申し訳なさそうな微笑みが妙に記憶に残っている。そうして私に手を振って、彼女は春の夜に消えていった。彼女とはそれきりだった。


 そんな、瞼の裏にぼんやりと浮かぶ、春の夢。

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