夢と現実
KP;時間は夜中である。少年、キミは喉の渇きを覚えて、目を覚ました。
少年(井上賢治);ん……。(目をこすりつつ)
KP;なにか飲みたい。そう、懐かしい、あの喉に刺激与える炭酸水を。キミは冷蔵庫を開けて、そのペットボトルに手を伸ばす。
少年(井上賢治);硝子水硝子水……。
KP;飲む?
少年(井上賢治);飲みますねー。こう、2Lとかそういうイメージ(あるのか?)なので、コップに次いで飲みます。
KP;そう、硝子水の刺激が喉を切り裂く。比喩ではなく、喉に強烈な痛みが走り、血の味がせり上がって来る。
少年(井上賢治);んんんんん?! んっがっ……。思わず咳をします
KP;少年が咳き込むと、空気と唾液、そして自分の血が飛沫となって、コップやテーブルを汚す!
少年(井上賢治)はっ……えっ……?(驚きで言葉が出てこない)
KP;あり得ない出来事に、キミの思考が混濁する。というところで、正気度判定だ!
少年(井上賢治);はっっっやw 1D100=41≦80成功!
KP;(……え? 早いの?)←キーパー初心者
KP;まあ、いいや。わたしはPCのSAN値をがりがり削るんだ。
少年(井上賢治);まあ、よくあることですけどねw
少年(井上賢治);成功ですー。
KP;お、成功した。まずは正気度を1減少させて。
少年(井上賢治);はーい。残り79です
KP;少年は、混濁する意識の中でも、自分の正気を保った。痛い、鉄の味が広がる……でも、自分は見失っていない。
少年(井上賢治);あっ……びっくりした……何だこれ。とりあえず口をゆすぎますかねー、口の中が鉄の味
KP;戸惑いの中で、夢波が迫る。少年はそのまま夢波にさらわれて……。
少年(井上賢治);うわわわわわ。すやあ。
少年(井上賢治);(これ蛇口捻ろうとしたところでばたんきゅーしてますね)
KP;そして、ベッドの中で目を覚ました。外からは朝日の差し影が少年の顔を温める。
少年(井上賢治)?!?!
少年(井上賢治)??!……夢かな。
KP;お察しの通り、夢落ちである。と思われる。
少年(井上賢治);うん、夢だ。夢に違いないはっはっは。
KP;(だが、キミは、確かに、液体の硝子を飲んだような痛みをはっきりと覚えている)ここからは、少年がどうするか任せよう。今日は平日でも休日でもいい。自由に決めて。
少年(井上賢治);そうですねー、休日にしましょうか。珍しくバイトも両方お休みなので、カメラ引っ提げて気分転換に散歩に出かけます。ん……変な夢だったなあしかし。
KP;ふみふみ。では、家に出るその前に、〈幸運判定〉を。
少年(井上賢治);ほあっ。了解。こーうん80! 1D100=4≦80 成功! よしゃー!
KP;……ちっ。
少年(井上賢治);何だその怖い舌打ち……。
KP;しかも、クリティカルか。
少年(井上賢治);わーいわーい。
KP;(まって、クリティカルのご褒美考える)
少年(井上賢治);幸先がよい。
KP;うむ、これでいこう。
少年(井上賢治);わくわく。
KP;少年は、夢で出てきた未言の、その未言巫女を思い浮かべた。煌めく黒髪、硝子のような黒光りする瞳、全体にラメの入ってきらきらと眩いドレス。
KP;さぁ、これ、だーれだ
少年(井上賢治);硝子水でしょうかねー、黒っていうのが若干引っ掛かりますが。
KP;(いや、日本人だから黒いだけ)
少年(井上賢治);(あっなるほど)
KP;そう、硝子水の未言巫女の姿を思い浮かべながら、少年は歩く。さて、目的地は?
KP;(きっと、ドレスは透明感のあって、光の加減で白く見えたり水色に見えたりするのだ)
少年(井上賢治);んー、どこでもいい感じです? 街の方とかいかがでしょう(大学付近に住んでいるため中心街からは若干離れているイメージ)
少年(井上賢治);(なるほど)
KP;うんうん。では、秋になって久しいが、日差しもあって、喉が渇く。飲みたい、という欲求が溢れる。硝子水を。
少年(井上賢治);yabai
KP;欲求に逆らう場合は、幸運で判定を。
少年(井上賢治);自販機に近寄ります。んー、一応振ります。1D100=84≦80 失敗! んんんん。
KP;よっしゃきた!←
少年(井上賢治);だめでしたw
KP;懐かしいあの公園にあったのと同じ自販機だ。左上、いつもの位置に、それはある。
少年(井上賢治);……(寂し気な笑みである)
KP;(わくわく)
少年(井上賢治);ぽちっとな。
KP;がしゃん。
少年(井上賢治);取り出します
KP;飲む? 浴びる?
少年(井上賢治);ん……飲みたくて仕方がないでしょうが、昨日の夢のこともあって普通に飲む感じですかねー。浴びるw
KP;お、飲んだ
少年(井上賢治);ごくん。
KP;すると、飲んだ硝子水の通る喉がぴりりと――いや、さくり、と痛む。
少年(井上賢治)……!! 思わず口を話します
KP;じわり、と、まだ忘れられない味がこみあげて来る。
少年(井上賢治);ん、んんん……っ。ヘタしたらペットボトル投げちゃってるかもしれないです。(けほけほ)
KP;少年は咳をして、口に添えた掌の中を見ると……小さく、赫い点が、見えた。というわけで、正気度判定を。
少年(井上賢治);はーい1D100=89≦79 失敗! うおおおおおい。クリティカルこわっ。
KP;あっはっは。ファンブルではないぞ、安心しなさい
少年(井上賢治);ひええ……。あ、正気度判定にクリファン適応するタイプですか……?
KP;正気度を、1d4+1減少させて。(え、適応しないとかあるの?)
少年(井上賢治);発狂ワンチャン。(卓にもよりますが、正気度判定にクリファン適用しないところもあるようです)1D4+1=2+1=3
少年(井上賢治);せーーふ。正気度79→76。
KP;(わたしは、ダイス目が好きだ。ダイスの転がる音が好きだ。ダイスが運命を弄ぶのが好きだ。つまり、そういうことだ)
少年(井上賢治);(なるほど)(察し)
KP;では、少年は自分から出た血に正気を失ってしまう。
少年(井上賢治);う、あ、あ……あかい、ちなみに、少年はここで夢のことを思い出していていい感じです?
KP;夢のことははっきりと覚えているよ。まるで夢ではなかったかのように
少年(井上賢治);ゆ、ゆめ、と、同じ……夢……? あれは、本当に、ゆめ?
少年(井上賢治);ひょああ。とりあえず落としちゃったペットボトルは拾っておきますね……
KP;今は午前の太陽がまぶしくて、とても眠くならない。それに、喉の痛みはじんじんと少年を苛むが、意識を失うほどではない。
少年(井上賢治);ふむふむ。んん……。
KP;まぁ、一時的な狂気にも陥っていないから、「意図せず指を切って慌てた」くらいのロールをしておくれ
少年(井上賢治);はーい。
KP;二条の思う存分ロールプレイしたら、話を進めるよ。
少年(井上賢治);ほあっ……びっくりした……変な夢を見たせいでヘンに敏感になってるのかな。ちなみに他の飲料を買うことは可能ですか? 例えばお茶とか
KP;ちなみに、血の味はもうなくなっている。あと、他の飲み物も変えるよ。でも、その炭酸水のペットボトルは捨てたいとは思えないけども
少年(井上賢治);なるほど。
KP;お茶を買って飲む?
少年(井上賢治);そうですね、興味本位で買ってみます。
KP;うん、飲んでも、なにも起こらない。普通にお茶だ。
少年(井上賢治);(危ないことに首を突っ込んでいくタイプの元少年である)
KP;(よく知ってる)
少年(井上賢治);む……硝子水だけか、なんだったんだあれ……ともかくすっきりした。……(お茶を一気飲みしたところで硝子水のペットボトルを見る)(しばらく黙った後で鞄に仕舞う)
*注釈は後日更新いたします*