用語解説:1
※話の進度と平行し、新出単語が増えます。つまり、軽いネタバレを含みます。年齢は初登場時。
・登場人物
◇アルフォンス・ロッテカルド:金髪碧眼の♂。身長が気になる十六歳。界王の剣を抜いて旅に出た。旅先での食い倒れが楽しみ。ニーナが気になる。通称アル。
◆セルグ・レナード:黒髪黒眼の♂。青春真っ盛りな十八歳。武闘家。その強い感受性からアルに何かを感じ、旅を共にする。商売の知恵を父に叩き込まれた。リネアに一目ぼれ。
◇リネア・ル・ノース:黒髪黒眼の♀。冷静沈着な十八歳。魔法使い。強大な魔力と法力を宿す。知識が豊富だが、面倒くさがり。人目を引く美人。
◆ローザン・ウェシャス:桃髪桃眼の♀。姉御肌な十九歳。踊り子、風使い。移動生活を営むルマ出身で、次代の族長。酒豪で酒好き。一行のまとめ役。恋バナも大好き。
◇リューン・スィーバル:緑髪緑眼の♂。一行のお兄さんな二十五歳。精霊使い。姉弟ともに霊力が高い。口調も性格も、のんびり。記憶力に優れているが体力はナシ。旅は初めてなので少し世間ずれしている。
◆ニーナ・キャズタ:金茶髪緑眼の♀。頑張り屋な十五歳。僧侶。力不足で役立てないことに悩んでいる。真面目だが、良くも悪くも空気読めないトコ有り。背うる具に淡い初恋をした。
◇ラルフ・クロス:白髪紅眼の♂。暗い過去を持つ推定十八歳。幼くして罪を犯し、アーサーに保護される。先天的に気力が弱く、高い妖力で補っている。色々な面でアルフォンスとリネアが気になる。
◆クレア・リ・ネール:銀髪碧眼の♀。おっとり系な二十二歳。吟遊詩人、占い師。天王の孫娘で、リネアの従姉妹。父がブルーエルフ族のため、界王力の他に、強い霊力を宿す。意外と短気。
・その他の登場人物…第一部
◇ルデイック:アルフォンスと同じ孤児院に暮らす少年。アルフォンスを兄のように慕う。
◆ゴルディアス・シャーナ:先代の東派武闘神。セルグの師匠。通称ゴルド。
◇シャルーラン・ガイラ:白髪青金眼の賢者。全て規格外な推定三十六歳。リネアの師匠であり、育ての親。リネアを異常なまでに溺愛している。魔王とは親友、アスケイル王は腐れ縁。誰もが振り向く美丈夫。
◆ティティス・スィーバル:盲目の精霊使い。リューンの姉。人のオーラを色として感知出来る。
◇グレゴリー:チルト派の僧侶。準修士で、さらに昇格するためリネアを利用しようとして失敗。シャルーランに排除される。
◆アーサー:チルト派の僧侶。修士。ラルフたちの育ての親で、孤児を巡礼先で保護してきた。スードの領主。幻影族に操られて命を落としかけるも、無事に生還。
◇エルネスト:賢者に匹敵する能力を持つ存在、隠者。ダブリル派の一僧侶に身をやつす。アルフォンスの父親を知る人物。
◆テオドール・ロッテカルド:アルフォンスの亡き父。この世が大きく歪んだとき、界王の間に異物と判断され、強制的に排除、死に至った。
・その他の登場人物…第二部
◇フレデリック・ロム・アスケイル:アスケイルの現国王。シャルーランとは魔法使い修行の同期で友人。一位相当の実力があるが、国王のため二位にとどまる。性癖はかなり自由人。
◆若宮:ジーパの皇太子、日嗣の御子。本名は本人と両親のみ知る。とても思いやりの深い人物。意外とお茶目さん。
◇ブラッド・レナード:セルグの父親。ジーパ有数の貴族の分家当主。隊商の頭領でもある。扉守りであることに誇りを持つも、息子には自分の道を切り開いてほしいと思っている。
◆パティ・レナード:セルグの母親。当主である夫を細やかに、時には厳しく見守る。
◇カイル・レナード:セルグの弟。修行中に生まれたため、セルグは存在すら知らなかった。兄に憧れていて、少し甘えん坊。
◆ロイ:隊商の用心棒。有能で、みんなから好かれる。隊が動かないときはレナード家の護衛をしている。
◇ランディ:草獣族。ムラの長。鹿の一族。年若いがとても博識で、周囲からの信頼は厚い。
◆カント:草獣族。白ウサギの一族。自ら偏屈と称する皮肉屋だが、物事を冷静に見極める。
◇ルーボ:草獣族。キリンの一族。かなり背が高い。四位の魔法使い。草獣族の中では突出した魔力の持ち主。
◆レイン:牙獣族。山猫の一族。実力は折り紙つき。短気で荒っぽいが、青年たちのまとめ役であり、自分の言葉には責任を持つ。
◇カルナス:牙獣族。狼の一族。青年たちの参謀役。頭はいいが、獣族自体が純粋なので、人族に比べれば駆け引きは苦手。
・その他の登場人物…別編
◇ルゥ:クワントの町に住んでいた、リネアの親友。幻影族がリネアを狙った策略に巻き込まれ、リネアの目覚めの余波によって命を落とす。栗色の髪、緑の瞳。
◆マオ:ルマの中でも特に優秀な占者で、ローザンの親友。父母を失くし、祖母のもとで暮らしている。
◇リー・キャズタ:ニーナの祖父。チルト派の僧侶。準修士。
...etc.