NADIAさんの「イノチノウタ」へのレビューが四百字を越えてしまったのでエッセイにする。
またしてもレビューの文字数をオーバーしてしまいました。いい加減おさめられるようになりたいです(泣)
これほど、心の奥深くに爪痕を残す凄まじい存在感を持つ小説が今まであったでしょうか。
これほど、ふさわしい言葉が見つからない、深い小説が今まであったでしょうか。
現在までに、数多の小説を読んできました。
しかし、否、だからこそ、あえて言わせていただこう。──なかった、と。
ふさわしい言葉が見つからない。ならば探さなければならないでしょう。自分が、この小説にふさわしいと納得できる言葉を。
──深い。否、それだけでは良さが伝わらない。
──最高。否、これでは軽すぎる。
──素晴らしい。否、これでは違う。
ならば、感じたことをそのまま、シンプルに。
──美しい。
そう、これだ。自分の足りない語彙力と文章の表面しか理解できない頭で出せる結論はこれだ。
しかし、実際の小説はもっと深い。それこそ、足りない頭を最大限使っただけの言葉だけでは表現できないほどに。
しかも、この言葉は世界観と雰囲気に対してふさわしいと思うだけであって、他の部分については全く触れられていない。
だから、読んでみてほしい。
あなたに、自分自身で読んで、この小説の素晴らしさを感じてほしい。
自分には、この小説の良さをこれ以上表現できないから。
そして最後に、自分の感じたことをもう一度言わせていただこう。
──この小説は、美しい。