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不器用な僕の彼女達の助け方  作者: アツシルック
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序章

※現在『小作家になろう』で投稿した「不器用な僕の彼女達の助け方」を手直ししつつ『カクヨム』でもより完成度を上げて再投稿をしています。 もし良ければそちらも読んで頂けたら嬉しく思います。


不器用な僕の彼女達の助け方」を連載する事を始めました。


この作品を書くにあたり、まず自分自身が読みたいラノベであり、楽しく書ける作品を第一に執筆しております。

それと同時に、読み手である読者様にも楽しんでもらえるよう書いているつもりです。


作品は色々なラノベにあるようなお約束なんかも踏まえつつ、学園ものであり、恋愛ものであり、ハーレムものであり、俺TUEEE系でもあり、ブラコンものでもあり、ツンデレもあり、色々なものを上手く絡み合わせながら恋愛を中心に描いていきたいと考えています。(バトルシーンはほぼほぼ書かないと思っています)


前書きを読んで頂き、少しでも気になって頂けたら嬉しいと思います。


一度完結させた作品ではありますか、また連載に変え、修正や追加をしておりますので、もしか読み終わった箇所でもしばらくしたら変更が行われる場合がある事はご了承下さい。


では「不器用な僕の彼女達の助け方」をお楽しみください。

1999年7月


世間が終末論や大予言やらで賑わっていた時代、ある一つの事件がここ桜島市で起こっていた……


それは蝉が鳴く初夏の暑い日、桜島市に所在する悪の巣窟と名高い桜野中学校において大規模な喧嘩が繰り広げられている最中さなかに起こった。


「お、おいなんだありゃ!? 逃げろ茜!」

平凡な顔立ちの少年が空中を指差して叫ぶ。


「えっ!?」

茜と呼ばれた少女は空をを見上げると、そこには空間をえくった様な穴が浮いていた。


穴は薄気味悪い音を響き渡せ、何かを探すかの様にうごめいている。


すると茜と呼ばれる少女を視野に捉えたかの様に少女の頭上に止まると、穴から黒い触手の様な物が伸びてきたのだ。


その場には何百人と言う学生が校庭に居たが、その黒い触手の様な物は他の生徒には目もくれず茜と呼ばれた少女を捕まえんとする勢いで襲い掛かってきた。


少女は恐怖で震え動けない、触手が少女にジワジワと近づき捕まえようとする瞬間。


「逃げろ茜!」

平凡な顔立ちの少年は間一髪で少女の間に入り少女を突き飛ばす、黒い触手はそのまま少年に絡み付き穴へと引き摺る。


「て、鉄ちゃん!?」

突き飛ばされた少女は少年の名前を叫ぶ。


「く、黒戸!!」

友人らしき髪がボサボサの大柄な男の子が追いかける。


「や、山田……茜を……」

少年はもがくが触手はどんどん身体中に絡みつく。


「て、鉄ちゃん……鉄ちゃん……」

少女もかぼそい声で涙目で叫ぶ。


そして穴は少年を引きり込むと徐々にその穴は縮まり、少年は大勢が見ている前で忽然こつぜんとその姿を消したのだ。


その後、喧嘩どころでなくなった現場では、警察や色々な団体が少年の行方を捜査したが何の手がかりは見つからず、目撃者の連中の日頃の操行そうこうの悪さもあってか、生徒達の悪戯と片付けられ捜査は直ぐに終了した、当然警察の捜査記録すら残る事はなかった。


それからこの事は一部の者だけが知る街の都市伝説とかした。


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