黒田奈緒巳と小型端末兵器サヤカちゃん ⑨
叔父さん・叔母さんと奈緒巳を乗せたワンボックスカーは深い森の奥へと進んで行った……
何時間乗っていただろう………
叔父さんと叔母さんに目を覚ます様子は無い……
そして、車はとても大きい施設の様な所にたどり着く………
その施設はかなり厳重な警備体制で、中に入るまでにけっこう時間がかかった
…………………
………………………………
施設に着くと叔父さんと叔母さんは、どこかに運ばれていった……
「奈緒巳ちゃんはこちらに来てもらおう」
奈緒巳は金髪に従い、ついていくしかなかった……
不思議と体の震えは止まっていた
……………………
…………………………………
「この部屋でしばらく待っててもらうよ」
「…………………………」
その部屋はまるで牢屋の様で…………狭く…汚なく……悪臭を放っていた………
「いい子にしてるんだよ」
金髪は相変わらず無表情で、冷たい目をしていた………人間とは本質的に何かが違う目をしている
そして金髪は部屋に鍵をかけ、どこかに行ってしまった…………
「……………………」
奈緒巳はポケットから端末を取り出し、いつもの様に操作していた
……………………
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それから数時間が過ぎた
(………………?)
奈緒巳は端末に今まで見た事の無い表示がある事に気がつく……
その時
カチャン
急に扉の鍵が開いた!
扉が開くと、そこには防護服を着た人が立っている………
「さあ………来てもらおう」
「…………………」
…………………………
そこは、広い実験室の様な所だった
!?
叔父さんと叔母さんがいる!
「奈緒巳!」
「奈緒巳!」
奈緒巳は叔父さんと叔母さんの元へ駆け寄った!
「大丈夫かい?奈緒巳……怖かったよね……大丈夫だからね……」
しかし……叔父さん叔母さんもかなり不安そうだ……
その時、防護服がこちらに語りかける
「あなた達には適正アリの可能性があります、これからLC-4を投与します」
「LC-4…………?」
防護服はハンドガンの様な物をこちらに向けた!
!?
「奈緒巳!!」
パスン
叔父さんは奈緒巳を守ろうと盾になり……防護服に撃たれた
「!?……………あ………あ……%¥$$¥¥@@%%"¥$¥¥$…………か……@…¥」¥$@$¥%%…………」
ガクン ガクン
ガクン ガクン
叔父さんは黒緑色に変色し、動かなくなった
「お父さんッッッ!!!!」
叔母さんが悲鳴をあげた!
パスン
次は叔父さんが撃たれた
「!!……な…………緒………%¥¥%&@$@%%%@$………%¥………………か………%$¥@@$%………か………」
ガクン ガクン
ガクン ガクン
奈緒巳は動けなかった
その時………ポケットから端末が落ちる……
(!?)
まだ見慣れない表示が映っていた………
奈緒巳は瞬時に何かを感じ、端末のその表示を指示に従いクリックした!
(………………………!!!!……………………)
漆黒の闇に包まれたボディ、黒く鋭利な羽、不気味かつ神秘的な体のフォルム……
奈緒巳の身体は瞬時に「あの悪魔」へと変貌した………




