ネオ・サイバーサイド
〜フルメタルカンパニー〜
ぽるるるるる……ぽるるるるる………ぽるる…
「はい、フルメタルカンパニーです………はい……………はい………社長ですね」
フルメタルカンパニーの女性職員(とても美人)が、電話対応している最中……
その横でドミニクは、携帯でエロマンガを読んでいた
「社長」
「!!あっ!はぁぃ!なんすかっ」
…………
「電話です」
「う、うん、どちらかな」
「ネオ・サイバーサイドです……」
「………………………わかった」
一瞬で空気が張り詰める
「はい、ドミニク・シュナイダーです、まさか電話をかけてくるとは…驚きですね」
……………
「なんでも知ってるんですね、流石だ…しかしHRSの技術提供はできかねます、申し訳ない」
……………、……………
「金属化はそっちの利益の為に……だろ?悪いけど舐めてもらっちゃ困りますよ」
……………、……………、……………
「………こっちにも交渉材料が無い訳じゃない、そうくるならウチにも考えがある」
…………、……………
「とりあえず……できる事なら共存を、無駄な争いは何も生まないですからね?平和的解決を望んでいますよ」
…………、……………、
「では」
電話が切れた
ドミニクは立ち上がる……
「凛、近いうちに会議するから…予定調整して幹部集めて」
「はい、わかりました」
ドミニクは部屋を出ていった………
(斎藤の様子でも見に行くかー)
……………
ドミニクは部屋の前で立ち止まった……
その部屋のドアには「入る前にノックして下さい!あしからずby斎藤」と張り紙がしてある……
(…………………)
ドミニクはノックせずに勢いよくドアを開けた!
「さいとー!!!」
「ふぉー!」
そこにはベッドに横たわる斎藤がいた
「オナニーでもしてたか?」
「……ドミニクさん……張り紙……見ました?」
「見たよ」
「ノックして下さいよ……ほぼドミニクさんの為に張ったんですよ……」
「ノックしろって言われてする奴いないだろ」
「……普通しますよね……そもそも……いつもノックしないじゃないですか……」
「…………斎藤」
「なんすか?」
「体鍛えるぞ」
「なんで??」