パパとママ
(!!!!!!!!!!)
眩い光が佐藤を包み……一呼吸を置いて、衝撃と爆風が走る!
(………)
(………………)
(………………………)
佐藤は光の中で夢を見た
・・・・・・・・・
「パパー遊ぼー」
「わかったよ…でもね、今日の訓練がまだ終わってないぞ」
「もう訓練したくないー」
「………何で訓練したくないんだい?」
「訓練……こわい……」
「わかった、じゃあ……パパから教官にもっと優しくする様に言っといてあげるよ」
「なんで訓練しなきゃダメなのー?」
「いっぱい訓練して強くなって、悪い奴をやっつけるんだ」
「なんでやっつけるのー?」
「悪い奴はね、みんなの大切な物を奪うんだ…………カズタカの大事な物はなんだい?」
「んーとねー……………………パパとママ!」
「そうか…………」
……………………
「………頑張って訓練する……」
「偉いな……カズタカ…………」
「今度の日曜はパパとママと外に出られる?」
「ああ………出られるよ………」
「約束だよ?」
「うん……約束だ………」
(……パパ…………ママ……………)
・・・・・・・・・・
「ママー?今日ぼくしゅじゅつするの?」
「うん………」
「ちょっとだけこわいな……」
「………大丈夫……ママずっと側にいるから……」
「……ホント?」
「うん………終わったら、オモチャ買いに行こうね……」
「いく!パパとママと僕でオモチャ買いに行けるー?」
「うん、行けるよ……」
「こわいけど頑張る!」
「偉いね………カズタカ………」
( 心臓が 痛い )
・・・・・・・・・
爆発自体はそれほど大規模ではなく、幸いフルメタルカンパニーは爆発に巻き込まれる事はなかった……
プシュウ……ゥゥ………………ゥゥ…………ゥ…………
かなり煙が立ち込めており……何も見えない…………
「……………………」
「横井………佐藤はどうなってる!?」
「姿は見えません……フォースの流れ………ゼロ……」
「行くぞ!横井!千葉は救急班を!」
「了解!」
ドミニクと横井は車に乗り込み、すぐに佐藤の元へ向かった!
斎藤が呟く………
「置いてかれた………」
……………
ドミニクと横井が現場にたどり着くと、まだ大量の煙が立ち込めている……
巨大なクレーター状になっており、かなり高温だった………
しかし…ドミニクは躊躇なく車から飛び降り、佐藤を探し始める…
横井もドミニクに続き、車から飛び降りた
……
………………
…………………………
(!?)
「カズタカ……?」
ドミニクが最初に佐藤を発見した
まだ辛うじてフルメタル化をしていたが……
頭の3分の1は欠損…右腕は肩から無くなっており…
左足は膝から先が無くなっていた……
体中にヒビが入っていて、かなり高温で触れる事すらできない…………
「カズタカ!!おい!!カズタカ!!」
ドミニクは大声で語りかけるが…
返事は………無かった




