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フルメタルボディ/バーニング  作者: 地獄耳芽祈桜
〜序章〜
2/405

はい、斎藤です。


いつもの様に……普通の1日になるはずだった…

今日を境に、俺の人生は一変する事になる






ピリリリリリ……ピリリリリリ……





朝から携帯の音が部屋に響き渡った……



画面を見ると……主任の堤さんだ






「はい、斎藤です、おはようございます」



(おはよう、突然で悪いんだけど、今日は第三工場に行ってもらえないかい?)



「…わかりました、何かあったんですか?第三工場」



(急に人が足りなくなったみたいでね…今日ウチの工場は人数足りてるからさ)



「なるほど……わかりました」



(8時に斎藤の家に迎えが来るから、その車で第三工場まで向かってほしい)




……………





わざわざ迎えに…?




何か少し違和感を覚えたが…





「はい、わかりました8時ですね」



(お願いねー、飯田さんって人が迎えに行くから……詳しくは飯田さんに聞いて)



「はい、わかりました」






………………






俺はすぐ支度をした





8時ちょうど……黒塗りフルスモークのベンツがウチの前に止まる




(…………ベンツ…………??)








中からスーツ姿の男性が降りてくる





「飯田と申します、斎藤正義さんですね?」



「はい…そうです、今日は宜しくお願いします…」



「こちらこそ宜しくお願いします」




飯田さんは40代ぐらいだろうか?

真面目そうだが……目の奥に鋭い何かを感じた




俺は黒塗りフルスモークのベンツの後部座席に座ると、車はゆっくりと発進する




…………




「凄い…車ですね…」



「そうですね、ベンツの安全性は世界一ですから」



「…………安全性?ですか…………?」











(何だ?)







!?







急に運転席と後部座席の間に、仕切りがせりあがってくる!




完全に車内の前後が別れた所で、下からガスの様な物が吹き出してきた!




「ちょっと!なんすか……!これ…………………」










意識が…………薄れてゆく…………








……






………………









……………………………………











(……ここは………?)










気が付くと………そこは病室の様な場所…


部屋に窓は無く……ドアが1つ……ベッドが4つ……

自分以外は誰もいない……


服装は作業着のままだが、財布や携帯は無くなっていた……





「すいませーん!」





……………………






……………返答は無い………………









俺は立ち上がり、ドアに向かい歩き出す……




そして




思いきって………ドアを開く事にした………

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