召喚魔法について
今回後半で出した「インスタントファミリア」ですが、使い捨ての眷属です。魔法というか魔法使いといえばやはり使い魔じゃないかと思います(異論は認めます)。
魔法使いの使い魔といえは蛙や蝙蝠、虫なんかをはじめ某ジブリ映画でも有名な黒猫もそうですね。あと狼憑きと混同して狼も使い魔にされたりしますね。
これらのほとんどは所謂魔女狂騒で「アイツ魔女じゃね?」って告発の理由にするための物だったのでぶっちゃけなんでもよかったんですけど……。
エレィニアでは今回出したインスタントファミリア以外にも眷属を呼び出す魔法があります。予めある人形や死体に魔力を注ぎ作るものや今回のような魔法で無から作るものや、また他所(場合によっては別の世界)から呼び出すもの。後の二つは特に召喚魔法と呼ばれるものでもあります。
この魔法で特に重要なのは呼び出すことよりも召喚したものが敗れたときです。
魔法は一様に魔力を消費して行使する技なのですが、これらは召喚されたものが敗れたときにそれらを呼び出したとき以上の魔力を消費……というより霧散してしまいます。
つまるところ無事帰還(解体)させられれれば術者はほとんど失うものがありません。そしてほとんどの場合これらが使える段階に進んでいる魔法使いは魔力を自給自足する術を持っていて呼び出しによる消耗はありませんのでちゃんと帰還(解体)できるのであれば便利な魔法になります。
しかし敗れた際の強制帰還(解体)は魔力の消失も強制でありこの自給自足とはまた別のものとして失われるのでリスクも高いものとなっています。
そのためそれを避けるために今回のインスタントファミリアのような単純なものであれば魔力のリンクを切るなんて方法も編み出されています。当然そうした場合は状態の確認や細かい指示を出せなくなるので使いどころは選ばれますが。
まあ便利なものは当然高いモノを要求さらる当然の仕組みですね。
ちなみに今回エミリアが作った方のインスタントファミリアは魔導器(魔術)を使ったものになるのですが、それなりに高価なものだったりします。さすが金持ち。
(はい、マイマスター「順風満帆?」投稿時)