セントレイドについて
大陸中央に位置する国で魔王統治直前までの大陸の覇者。現在の首都はドールゴーン。
魔王統治以前は現アヴァロニアの西側四分の一、現ロズエリアの南方横断山脈の麓までを支配下に置き、また北方横断山脈の北側で現オルダインの南部にある雪原までを実効支配下に置いていた。
尤も当時のオルダインは殆ど認知されておらずセントレイドもただ単に人が容易に住める地域ではないとの認識から流刑地として利用されていて、実際の国境は北方横断山脈に沿って引かれていた。
現在の国の主な産業は天神エレナと関わりの深い史跡などの観光と大陸中央にあって安定した気候から得られる農作物。また魔王の本拠であったクロァーディル城塞都市が置かれたこともあり大陸の他国の都市と大きな街道で繋がっているため各国から人や品物が集まっている。地理的な理由から護国同盟の会議はこの地で行われるのが慣例。
この国には天神教団の中心である聖エレナ大聖堂がエーナテーペにあり各国の神官が集まっている。
他にも後述の竜王を奉る竜王信仰が未だに残る地でもある。
国の起源はクリティアにあるとされ、水晶宮の支援により国祖竜征王ヤルドガルドが大陸中央部を支配していた竜王を下しその力を自らの血脈に取り込んだことでこの地と竜の主となったのが始まりとされる。
なおこの件に関しての見解には未だに水晶宮との相違が解消されていない。
エレナより拝領し竜王討伐時にヤルドガルドの振るった大剣天輝の剣はドラゴンベインと名を変え今も王が受け継いでいる。また竜に対する治安維持を目的とした同名の組織が存在するともされる。
この国特有の兵科として強化馬に騎乗し魔導器を振るうドラグーンがありその移動力と火力は常人としてはエレィニアにおいてトップクラスを誇る。
また今でも竜は王の配下であり竜のみで組織された戦竜戦隊、竜に騎乗する騎竜戦隊による空対地の攻撃に晒されて敵う国は現在存在しないとされている。
エレナ縁の地も少なくなく先述の大聖堂はエレナらの神殿があったとされる太陽の泉の傍にあり、今は教主により立ち入り制限があるエレナの寝所も遠くない。




