1.凪との出会い
私は、小さなころから 不思議な子だった。
実際に姿が見えないものに、声をかけたりしたのは、一度や二度のことではない。
夢も 不思議なことだらけ。
夢で体験したことが、実際に起こったりしたり…
そんな私が、自分は他人とは 違うと自覚するのも 小学校に入る前のことだったと思う。
なぜか 空から声が聞こえてきたり
人が死ぬのがわかったり・・・
「灯また、ぼーっとしてるよ。」
はっっ!!
いま、何してたっけ?
そういえば、凪の相談にのってたんだっけ?
また、自分の世界に入っていた様だ!
「ごめん!ごめん!」
わたしは、慌てて考えてたことをやめて、目の前にあるカフェオレを一口飲んだ。
「今日は、私の悩みを聞いてくれるって言ったじゃない?!」
凪は、茶色のふわふわの髪を人差し指に巻きつけながら、ふくれっ面をする。
凪は、とてもかわいい女性だ。名前は河嶋 凪という。身長は160cmといったところ。
年齢は19歳で私と同級生。同じ大学に通っている。同じ講義を受講するのに座った席が隣になり、声をかけられたのが凪との出会いだ。
凪は、肩まで伸びた少しふわふわの茶色の髪に、ぱっちりとした瞳。鼻すじは通っていて、唇は厚くもなく、薄くもなくといったところ。細めのスタイルである。
今日の服装は、キャミソールワンピースにカーディガンをさらっと羽織った、どちらかといえばお嬢様タイプの容姿をもつ女性だ。
一方、私はというと・・・
いつもチュニックにパンツ姿という定番である。眼鏡をかけ(伊達だけど)、鼻も、唇も特に特徴もなく。切れ長瞳をもっている。そして、髪は黒色で短く、今どきの男性よりも短くしている。どこにいても、いるのかいないのか特に存在感のない地味なタイプだ。身長は175cmもあり、かなりの痩せ型だ。名前は佐山 灯という。
「私たち、外見からいうと正反対のタイプだよね?そういうタイプ私の友達にいなくて・・・。興味があるの。友達になってくれないかなぁ?」
上目遣いで聞かれ、思わず
「よろしく お願いします。」
なんて、手を差し伸べて握手をしたのが 、凪と最初に交わした会話。
それから、私たちは時間が許す限り、行動を共にするようになった。




