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登場人物(2)

(コンダ関係者)


岡崎純也おかざきじゅんや 180cm 27歳



不良っぽい目付きと仕草が特長。俊足好打の外野手、大輔と同じ大学出身、大輔とは、実質1シーズンしかプレーをしてないが、コンダには、大輔を慕って入社。都市対抗、日本選手権の二冠の貢献者の1人となる。素質だけなら、中村怜をも上回る力の持ち主だが怪我に弱い体質の為その後、低迷する。恋人の渚とは、彼女の勤務先の病院で知り合った。

 今年は復活を期して活躍した矢先、都市対抗野球準決勝で右足を二ヶ所負傷し、膝の手術を受けたが、若手選手の台頭で出番を失い、首脳陣より戦力外の判断を受けてしまう。 大輔からは、教員免許を持っている事、高校時代は投手で甲子園出場を果たした、怪我がちの身体と付き合う為、理学療法士やトレーナーから勉強している事などから、海坂商野球部コーチ就任の誘いを受ける。


 性格は、くそ真面目であり、プロへの未練をなかなか断ち切れなかったが、大輔に諭される。見た目は不良っぽいが、大輔からは、ヘタレを隠すフェイクだと見透かされている。恋人の渚の優しさに甘えて、隠れて教員採用試験を受けたり、トレーニング器具購入の為、黙って二人の預金に手をつけてしまい、渚に激怒される。その為、渚には頭が上がらない。




榊原良子さかきばらりょうこ 170cm  30歳



コンダ本社総務部付、永井執行役員総務部部長の実質上秘書。プロ野球東京読買ジャビッツ中村怜の婚約者


 大輔在籍時は野球部マネージャーを務めていた。高校時代は文武両道の進学校で大学は6大学で計7年間、マネージャーを経験。才色兼備の長身美人である。

 コンダ入社当初は、プライドが邪魔して野球部に馴染めなかったが、永井の意を受けた大輔からよく弄られていた。弄られるとすぐムキになる性格でもあり、そのお陰で野球部に馴染んでいった。大輔に対して好意を抱くようになるが、大輔は後輩の中村怜を応援する立場から自分の退社時まではぐらかし続けた。 仕事面は永井の右腕として活躍し本社総務部へ栄転した。

 大輔がコンダ松浜工場へ並川大樹と中田恵理の入社試験の引率に来ると聞き、永井が家族の都合で来れなくなった代わりに来た。今まで我流でマネージャーをしていた恵理に自分の培った物を注ぐ事を約束する。

 一方でマリッジブルーになった自分に踏ん切りを着ける為に大輔と会うが、結婚祝いと共に同封されていた手紙で全てを悟り、中村怜の妻となるべく踏ん切りをつけた。





谷本誠四郎たにもとせいしろう



 コンダ松浜工場総務部付課長代理。野球部スコアラー兼スカウト。


 現役時代は大輔と共にクリーンアップを形成して活躍。アキレス腱の怪我が元で引退。コーチを経て前任者の引退に伴い、現職につく。普段は普通のサラリーマンにしか見えない。アマチュア球界に精通し高校野球関係者とのパイプが太い。

 それがゆえに高校野球のアンダーグランドの世界を熟知している。大輔に中学生のスカウティングレポートや闇ブローカーリストを渡すなど情報提供した。

 コンダの総意として大輔を支援すべく窓口となっている。





速見達朗はやみたつろう


 コンダ野球部監督



 短く刈り込まれた髪型、古強者ふるつわもののような風貌と鍛え込まれた体躯。笑えば真っ白く何か塗ったような白い歯が印象的な人。都市対抗野球2回日本選手権5回などの優勝歴を持っている。悲願の都市対抗野球初優勝を大輔達の手で果たした時の監督。

 実はその時敗戦した場合に備え試合中、辞表を忍ばせていた。大輔の事を心から信頼している。『コンダはどんなことがあっても小林大輔を忘れない』と会社として出来る限りのバックアップをする旨を伝えた。





永井二郎ながいじろう


 コンダ執行役員本社総務部部長


 大輔の事を誰よりも買っている人物。大輔の入社当時は、松浜工場にあるコンダ野球部の部長を務めていた。大輔が入社目前だった前の会社が不祥事により、野球部が廃部になり内定も取り消され、実家に帰ろうとしていたところを当時の監督を説き伏せてコンダに入社させた。 大輔がプロに行かず残留し続けたのもコンダ野球部の都市対抗野球初優勝の為も理由の一つだった。

 コンダが都市対抗野球初優勝の年、モータースポーツ撤退で揺れる会社から野球部を含め企業スポーツからの撤退の偽情報が流れたことに疑念を持った大輔から調べるように頼まれ調査した。その結果反企業スポーツ派が国際的ヘッジファンドと結託して当時の経営陣を追い落としを図っていたことを部下の榊原良子共に突き止めた。

 退職して教師になった大輔が結婚する際、さとみとのことを全て知った上で立会人を引き受けた。大輔もそれに対して恩義を感じている。






中原渚なかはらなぎさ153cm  25歳


 岡崎純也の彼女。小柄で童顔のぱっちりした瞳に肩に少しかかる位の髪型に二本のアホ毛が特長の娘。

 演劇好きで職業は看護師で整形外科病棟に勤務。付き合うきっかけは、純也が勤務先の病棟に入院してきたからだ。怪我がちな純也のことが心配で都市対抗野球の試合中に膝と内転筋を傷め(膝は手術)、深刻な状態に思わず本音を漏らしてしまう純也にどうすればいいか大輔に相談していた。大輔やさとみとも親しい。普段は気遣いのできる優しい娘なのだが約束を破られるのが嫌いで純也が黙って二人で作っていた預金に手を出した際、発狂するように怒り、それ以来純也は頭が上がらない。


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